2018年11月10日土曜日

ドカSSオイル交換とオイルフィルターの限界の一考察



ドカSSのオイル交換は
カウルを外す分、ちょっと面倒(笑)

この時代のバイクは良いのですが、
最近のバイクは、カウルを外すのに
爪を折らないか心配しながらなので
いったい、どうするんでしょうね。

ところで、バイクのオイル交換間隔は
四輪より短いのが常ですが、その理由は
「四輪より高回転を使うから・・・」
と、説明されてますね。

じゃ、リッターは??

リッターのツーリングバイクは
そんなに高回転使いませんよね。

バイクのオイルが四輪よりも
負荷が高いのは本当ですが
それよりも大きな理由は、
バイクのエンジンオイルは
ギヤオイルを兼ねますので
どうしても金属粉が多くなります。

金属粉などがオイル中に混入すると
それによる「やすり効果」で
摩耗が促進されてしまいます。

「やすり効果」は
エンジン摩耗原因の半分を
占める場合もあるとのことで、
案外、馬鹿になりません。

でもオイルフィルターがあるじゃん!
・・・・ですか?

フィルターというのは、
目が細かい方がゴミがよく取れますが、
そのぶん、流れ抵抗が大きくなります。

したがって、オイルフィルターは
かなり妥協の産物で、
そこそこの抵抗と
そこそこのゴミ取り能力、という代物。

人間の腎臓は、ものすごい高性能で
血液をかなりきれいにろ過しますが
オイルフィルターは、そこそこの目の粗さで
そこそこゴミを取る程度です。

試験機関が分析をする目的で
オイルに混入した金属粉や
スラッジなどを分取するときは、
非常に細かい目のフィルターを使い
下からコンプレッサーで強引に吸引します。

が、家庭にはそんなフィルターはないし、
コンプレッサーで吸引もできないので、
新聞紙を3枚重ねでろ過してみました。

オイルは、今日交換した
ドカの使用済みオイルです。



・・・・で、この写真の左側が
25分かけてろ過できたオイル。

せいぜい、1~2ccくらいですかねぇ(汗)

それだけかけてろ過しましたが
新聞紙だと清浄分散剤で
オイルに溶け込んだスラッジなどは
取り切れないので、
色はあまり変わってませんね。

でも、金属粉ぐらいは
取れた・・・かなぁ?

新聞紙によるろ過で
ドカSSのオイル・リサイクルが出来れば
これをダエグに使ってみようかと
スケベ心を出してみましたが
25分でこれじゃあ、
リットル単位をろ過するのに、
とてつもない時間が必要で
しかも、新聞紙程度じゃ
劇的には奇麗にならない。

ということで、
やっぱりオイル交換は大事。

・・・いろいろ書いたけど、最後は
ごく当たり前の結論 f^^;;

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