2011年8月31日水曜日

HRCはMotoGP鈴鹿開催を推奨していない?



どうも情報が二転三転しているようである。
メディアが間違って受け取っているのか
それともHRCは一度は鈴鹿開催を考えたが
FIMによって否定されたので、
意見を覆したのか、よく分からない。

一応、記事によると、メディアが間違えたことになっている。

HRCの中本副社長によると、
個人的には鈴鹿は好きなのだが、
FIMのホモロゲを取得することは不可能であり
鈴鹿開催はありえない、ということのようだ。

確かに、あそこまでF1向けに改修してしまうと
MotoGPの開催は、無理なのかもしれない。

今年のMotoGP日本グランプリは、以前混迷を深めたままだ。

HRC Clarifies Nakamoto’s Statement – Suzuka Not an Option
http://www.asphaltandrubber.com/racing/hrc-nakamotos-statement-suzuka-motegi/

2011年8月30日火曜日

バイクは危険なもの


BSBのスーパーストッククラスを走っていた
Ben Gautrey選手が、亡くなったそうだ。
最近、イギリスでは事故で亡くなる選手が続いているらしい。

バイクは危険なものだ。
同じような乗り物でも、
レーシングカートで死んだ選手はあまり聞かない。
ましてや、四輪レースならなおのことだ。

バイクは、危険だ。
我々ライダーが、一番そのことを知っている。

Ben Gautrey dies following Superstock accident
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/British-Superbikes/2011/August/aug2911-superstock-rider-ben-gautrey-dies/

2011年8月29日月曜日

結局、的中したストーナーの指摘


USグランプリ・インディアナポリスの初日
ケーシー・ストーナーは、ブリジストンのソフトタイヤは
数周でボロボロになり終わってしまう
という指摘をしていた。

そのストーナーの指摘に反し、
フロントにソフトタイヤを選択したライダーが
決勝でどういう状態に陥ったかは
レース結果を見れば火を見るより明らかである。

Ducati勢に限れば、ソフトタイヤでないと、
ろくに走れなかったがゆえの
苦渋の選択かもしれない。

決勝レース中にあれほど次々と
ピットインする姿を見るなど、初めてである。

結局、ストーナーはポールから優勝しただけではなく
ファステスト・ラップ、最高速でもトップを取るという
おまけつきで、独走優勝を決めた。

ロレンソとのポイント差も44ポイントまで開き
もはやチャンピオンロードを止める者はいなくなった。
あとは精神的な脆ささえ克服すれば
ストーナー王朝を築くことさえ不可能ではない。

C.ストーナー、インディ初勝利で最高峰クラス30勝目
http://www.motogp.com/ja/news/2011/Casey+Stoner+review+Indianapolis+race









P.S.
当初、Ducati勢は、ソフトタイヤを履いて出たという
話だったと思いますが、その後の情報からすると
ヘイデン以外はソフトタイヤを選ばなかったとのことです。

したがって、上のコメントでDucati勢が、
全員ソフトタイヤを履いて出たかのように
受け取れる記述は、誤りです。

2011年8月28日日曜日

ヤマハに関する読売のお騒がせな記事

ヤマハ発、国内専用250cc以上の二輪開発中止
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20110827-OYT8T00185.htm?from=tw

昨日から、ツイッターその他が
このニュースでうめつくされていた。

・・・・が、いったい、そんなに騒ぐ内容だろうか?

読売によると、ヤマハは新たな国内専用車の開発を中止した、
今後は国内と欧米向けを共通化して開発・販売する、ということだ。
でも、SR400やセローなどの改良は続けるという。

それって、今と大した違いはないんじゃなかろうか。
単なる現状の追認でしょ?

ちなみに、ヤマハからは
「グローバルな視点での商品開発が日本市場に必要である」
と言っただけだ、と、読売に訂正を求めるコメントが出た、
との未確認情報もある。

いまや、日本のバイクメーカーにとって、
日本市場なんて吹けば飛ぶような存在。
こんなニュースなどなくても、
わざわざ日本専用車を新たに作る機会は
どんどん少なくなっていくはず。

ユーザーとしても、メーカーに負担を掛けるような
国内専用車よりは、世界戦略車を安く提供してくれるほうが
いいんじゃないだろうか?

まあ、ここで問題になるのが、”日本のガン”国土交通省

かつて、ドゴール大統領が池田首相に会った時に
「私は首相に会うつもりだったが、来たのはトランジスタのセールスマンだった」
と言ったことがあるが、その後の歴史は
池田首相の方が正しかったことが証明されている。

いまや、世界中の首脳が池田首相の追従者になっている一方
日本メーカーの足を引っ張ることしか考えない国土交通省。

狂信的な、日本だけの排ガス・騒音規制のおかげで
欧州と日本とで、違う車両を用意しないといけない。

日本経済が無敵ならそれもまだ許されよう。
しかし・・・・・

2011年8月27日土曜日

メガリ250R発売日延期


まもなく国内発売の予定になっていたメガリ250Rだが、
燃料ポンプの不具合のため、発売が延期になった模様だ。

メーカーによると燃料ポンプがエア噛みするトラブルが判明し
部品メーカーが供給停止を決めたため、
バイクの生産が出来なくなったのが理由とのこと。

メガリの生産が中国であることから
250Rの品質に疑問を投げかける声もあったが、
今回のトラブルは、本社の問題。

新興メーカーであるメガリは
まだ品質管理におけるノウハウの蓄積が薄いため、
このようなトラブルは今後も頻発する可能性がある。

このようなトラブルが怖い、と感じるユーザーは
ホンダのCBR250Rを購入した方がよいだろう。

著者のみたところ、性能上の差はさしてない。

CBR250R
 装備重量:161kg
 最高出力:27PS/8,500rpm
 最大トルク: 23Nm/7,000rpm

メガリ250R
 乾燥重量:137kg
 最高出力:27ps/9000rpm
 最大トルク:22.4N・m/7000rpm

一見、メガリの方が軽そうだが、メガリのデータは乾燥重量なので
実際には155kg近くになるはず。
一方、トルクはCBR250Rの方が上であり、
最高出力はCBR250Rのほうが500rpm下で発揮される。

これらを比べてみると、両者の性能差はほとんどない。
そして、いじれば速くなる可能性はCBR250Rの方が高そうだ。

メガリ250r日本仕様発売延期のお詫びとお知らせ
http://www.megelli.jp/information/development-110821.html

2011年8月26日金曜日

バイクもコストパフォーマンスの時代?


こういう記事がMCNを飾るようになったのか・・

ホンダの新型スクーターが1800ポンド(22~23万円)
燃費は121mpg(約51km/L)というのを掲げて
新発売らしい。

燃費が51km/Lって、カブならもっと行くんじゃないの?
と、思うけど、スクーターの収納はカブを上回る。

ま、それならカブに箱でも積めば済む話なんですけどね。

21世紀、何のかんのと言って20世紀のような乱痴気騒ぎは
だんだん出来なくなる。脱原発、なんかしなくても
今世紀中にウランは枯渇し、石油の生産も下降気味になる。

22世紀前半、新エネルギーが発明されるまでは
暗黒時代が来る、なんて話も・・・・・

我々はいつまでモーターサイクルを楽しんでいられるのか?

121mpg from Honda's new Vision 110 commuter
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug2411-121mpg-from-hondas-new-vision-110-commuter/

2011年8月25日木曜日

9/1は東京都内で大規模な交通規制

9/1は都内で警視庁震災警備総合訓練に伴う交通規制が
予定されている。

時間帯は9:00から10分間。
たった10分だけど、朝の時間帯、
しかもかなり大規模な規制が予定されており、
都心の主要道路は、ほぼ完全に封鎖されると言っても良い。

横浜の規制ですら、あれだけのことになるのに
10分間だけとはいえ、都心を封鎖すると言うのだから
この日はいろいろ普段とは違うと思った方がよいかも。

警視庁震災警備総合訓練に伴う交通規制について
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/kisei2011/kisei2011.htm

2011年8月24日水曜日

MotoGP:ホンダが鈴鹿開催に意欲



HRCの中本監督がかなり本気でMotoGPの会場を茂木から鈴鹿に
変更したいという見解を示しているようだ。

鈴鹿は、2003年の故・加藤大二郎選手の事故以降
FIMからロードレース世界選手権の開催を認可されていない。
しかしながら、震災の影響による緊急避難という意味で
今年のみ鈴鹿で開催すべき、と考えているらしい。

HRCの中本監督によると
鈴鹿は何年も前にコース全域に渡る改修を行い、
安全性については問題ないレベルであり、
F1も8耐も開催されている実績がある、とのこと。

鈴鹿開催の可能性は、これまでも話題になったことはあるが、
茂木と鈴鹿の所有者であるホンダ側から正式なコメントとして
提案されたのは、おそらく初めてのことと思われる。

ただ、鈴鹿は四輪用にコースが整備されており、
エスケープゾーンの何ヶ所かがアスファルト舗装され、
4輪には都合良くとも2輪にとっては最悪のコンディションである。
(これは富士も同じ)

そのため、FIMがMotoGPの鈴鹿開催を認可するかどうかはまだ未定である。

Honda suggests switching Japanese GP from Motegi to Suzuka this year
http://www.autosport.com/news/report.php/id/93902

Honda suggests Japanese venue switch
http://uk.eurosport.yahoo.com/23082011/58/honda-suggests-japanese-venue-switch.html

2011年8月23日火曜日

Heist250日本で発売


CCW(クリーブランドサイクルワークス)の
250cc単気筒アメリカン、
前にmixiでは紹介した気がするけれど、
ここのブログでは始めてかもしれない。

9月から有限会社モノリスが代理店となり
発売を開始するようだ。
  ↓   ↓
なんと29万8000円! 250アメリカンが新発売!
http://www.autoby.jp/blog/2011/08/post-8444.html

と、思ったら、名古屋のMOTO-BLAST「モトブラスト」が
すでに輸入してるじゃない。
  ↓   ↓
CCW Heist250のページ
http://www.moto-blast.com/menu04/

webオートバイさん、ちゃんと取材してる?
こんな一介のバイク乗りでも分かることなのに・・・・

まあ、それはともかく、昔ジャズってバイクがあった。
50ccアメリカン、という、良い意味でかなりふざけたバイクだった。
その250cc版と考えれば良いのかもしれないが、
なんと、フレームがリジッドらしい。

リジッドと聞いた途端、ちょっと乗ってみたくなった。
他にもそう思った人、いるんじゃないだろうか。

2011年8月22日月曜日

神奈川ではバイクに乗る時は気をつけよう

何に気をつけるかって?
もちろん、事故防止には最大限の注意が必要だが
それだけではなく、別の何かにも・・・


神奈川県で二輪車の事故が増加しており、
3か月連続で全国ワーストだと言う。

そのせいかどうか、最近、バイクに乗ってるというだけで
たとえ流れに乗って走っているだけでも
「ある特殊なバイク」やら何やらにマークされることが多い。

皆さま、事故だけでなく、そちらにもお気を付けて。

二輪車死亡事故が後立たず、3カ月連続で全国ワースト/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1108190043/

2011年8月21日日曜日

キング・ケニーの『Ride to Win』


もしもの話だけれど、ケーシー・ストーナーが
ライディング本を出したとしても、自分はたぶん買わない。

なぜなら、ストーナーのやっていることを
自分が真似事でも出来るとは、とても思えないからである。

だが、この本とDVDのセット、『Ride to Win』は
一度見てみる価値がある。

確かに、タイヤとサスペンション、シャシ技術の進歩で
ライディング自体もどんどん進化しており、
ケニーの説く、立ち上がり重視のコーナリング理論も
GPでは今や古い時代のものとされているかもしれない。

だが、素人がリッター市販車を安全に速く走らせるためには
ケニーロバーツの方法論は、いまも健在である。

リーンは短く、早目にバイクを立てて加速に移る。
そのためには何をすべきか、ヒントは彼自身の文章と
写真、それにDVDの動画の中にある。

ケニーは必ずしも親切な解説はしていない。
だから、一度ざっと読んだくらいでは
よく分からない。

だが、繰り返し読み、自分のライディングを振り返っているうち
きっと、何らかのヒントをつかめると思う。

2011年8月20日土曜日

BMWの水平対向二気筒は水冷化される?


人気のBMW R1200GSが水冷化される
というニュースが飛び込んできた。

ホンダはCB1100のために
空冷エンジンを開発したし、
ヤマハもSR400を空冷のまま出してるじゃん

なぁんて、言ってはいけない。
おそらく、R1200GSのユーザーの多くは
空冷だからという理由でこのバイクを選んでいないし
それに、ホンダあたりとBMWを比べるのは
BMWにとっては酷なはずだ。

とにかく、BMWが空冷の生産を止めるのは
もう秒読み段階のようだ。


http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug1911-water-cooled-bmw-gs-is-new-from-ground-up/

2011年8月19日金曜日

2012年型CBR1000RR(V4スポーツは出ない)


こんなに落胆される新型のリークも珍しいだろう。
2012年型CBR1000RRのリーク写真である。
MSNなどは、「V4は出ないんだぁ・・・」と、
かなり落胆の色を隠していない。

そもそも、V4スポーツバイクに限らず
ホンダはすごく商売っ気が無い。

CBR1000RRはとても良いバイクである。
すごく速いし、その上耐久性もバツグン!
サーキットからツーリングまでこなし
初心者にも扱いやすい。

だが、これでレースをしようとすると
途端に問題になるのが、
キットパーツを組みこまないと
戦闘力がまるでない、という点だ。

逆にいえば、ツルシのCBR1000RRは
まだまだ煮詰める点が多く残されている、ということ。

だもので、チューニング屋には
CBR1000RRは人気である。
手を入れれば、入れただけ速くなるからだ。

でもユーザーにとってみれば、
車両本体価格の他にかなりの追加出費が必要になり
「金持ちでないとホンダでレースはできない」
と揶揄される状況を生んでいる。

その点、Ducatiなどは商売がうまく
RだのSPだのといったスペシャルバージョンを
高価格で販売して、そこそこの利益を得ている。

それどころか、MotoGPレプリカマシンまで
限定販売し、かなり荒稼ぎしたらしい。

ホンダだって、キットパーツを組みこんだCBRを
「限定販売」で売れば、喜ぶ層はきっといるはずだ。

でもまあ、そんな風にユーザーの心を分かってる会社なら
そもそもRVF1000を販売しただろうけれど・・・・・

New 2012 Honda Fireblade pictures leaked
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug1811-new-2012-honda-fireblade-pictures-leaked/

LEAKED: 2012 Honda CBR1000RR
http://www.asphaltandrubber.com/bikes/2012-honda-cbr1000rr-leak/

2011年8月18日木曜日

MVの総帥Claudio Castiglioni 死す



ただいま、海外のバイクメディアは
このニュース一色という感じだ。

64才、若いとは言えなくても
まだ死ぬ歳ではあるまい。

Ducati 916, Monster, MV F4は
父親を失った、と紹介されている。

Claudio Castiglioni dies at 64: loss of father of 916, Monster, MV F4 "Shocking" says F3 designer
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/General-news/2011/August/aug1711-claudio-castiglioni-dies-at-63-loss-of-father-916-monster-mv-f4/

Claudio Castiglioni Passes Away at the Age of 64
http://www.asphaltandrubber.com/news/claudio-castiglioni-death/

クラッチだけで・・・・

たまには日々の話をしようと思う。

今日の帰り路、先頭で信号を待っていると
後ろから来たバイクがするっと、
抜けてきて、自分のCB1100の前に出た。

最近、こういう連中が多い。
一応、バイク同士では、
後から来たバイクの方が
後ろにつくもんじゃないかい?

まあ、それはこの際、いいことにしよう。

問題は、こいつが下手だってこと。
人の前に出ておいて、
しかも対向車線が黄色になったあたりから
アクセルを大げさにバンバンあおっておいて
なぜか、出足はやたらに遅い。

しかも、その間ずっと
エンジン音だけはやたらに勇ましい。

 な ぜ ?

すぐに次の信号になったので
発進の様子をちょっと観察してみたら、
どうやらこのライダー君
クラッチの使い方が凄い下手なのだ。

・エンストが怖いので
 クラッチミートの前にやたらアクセルを煽る。

・そのままクラッチを乱暴につなぐので
 バイクがドッと前に飛び出す。

・ちょっと焦ったライダー君は
 そこでアクセルを一瞬、戻してしまう。

・結果、バイクはむしろ減速気味(苦笑)に
 前進をはじめる。

なんてことやってる。

その結果、後ろから見てると
追突しそうで、すごくうざったい。

え~と、世の中の四輪と二輪、全てとはいわないが
大多数は、アクセルなんて煽らなくても
クラッチミートだけで発進は可能だよ。

それができないとしたら、その人のクラッチの操作は
かなり乱暴、つまりヘタクソってことになる。

トルクなんて全くない4st50ccだって
クラッチだけで発進は可能。

クラッチだけの発進を試してみると
自分のクラッチワークがどんなレベルか良く分かる。

一度、お試しあれ

2011年8月17日水曜日

二気筒の可能性



ブルノテストの昼食時に記者が
Ducatiの監督、フィリポ・プレジオージ
に対し、インタビューをする機会があった。

その際に、アルミツインスパーフレームのことや
二気筒の可能性などについて
記者から様々な質問があったようだ。

全部紹介することはできないので
MotoGPバイクを二気筒で戦うことの是非
の部分のみ紹介したい。

>我々は、まだL4エンジンでの限界に達しているという認識はない。
>話題の前輪荷重の問題についても、解決策はある。
>MotoGPを二気筒で戦うことについては、MotoGPに参戦すると決めた当初、
>二気筒と四気筒を比べて四気筒の方が有利だと判断した経緯がある。
>ただ、二気筒は魅力的だと思う。市場の要請もあるし。
>トルクとドライバビリティという点ではメリットもある。
>もちろん、パワーと言う点では四気筒にかなわないのだけどね。


連勝するSBKのチェカ、全くダメなMotoGPのロッシ、
という好対照を見てしまうと、
記者もこの点について突っ込みたくなるようだ。

ロッシはダメなのに、なぜチェカは?
で、書いているけれど、SBKで勝ってるからといって
すぐにMotoGPで勝てるかというと、話はそう単純ではない。

が・・・・それでも著者はいっそ二気筒でやったらいかが?
と思っている。前にも書いた通り、
「無敵ホンダ艦隊に挑むヨシムラスズキ」と同じように
「巨大日本企業に挑む町工場Ducati」といイメージで売ればよい。

それとも、そういう判官贔屓は日本人だけなのだろうか?


Filippo Preziosi Debrief Transcript: "Today's Test Was About Ducati's Future"
http://motomatters.com/interview/2011/08/16/filippo_preziosi_debrief_transcript_toda.html

2011年8月16日火曜日

あまりにも多くの噂を聞いてきたので・・・

バイク王、というと
あまりにも多くの噂を聞いてきたので
ちょっと身構えてしまう、
・・・・・というライダーは多いと思う。

著者もその一人。

とはいえ、まあ、下記のイベントくらいは
そういう噂を抜きにして、プレーンな気持ちで
参加してもいいかもしれない。

ちなみに著者は、平日なので見に行けませんが・・・

テリー伊藤さんが大学生とオートバイライフについてトーク!
http://www.autoby.jp/blog/2011/08/post-16c1.html

<イベント概要>
イベント名:バイク王 バイクライフ研究所発足記念 Fun to Ride! Meeting 2011
■日時:2011年8月17日(水)13:30〜15:00
■会場:ラゾーナ川崎プラザ内 ルーファ広場
■入場料:無料。どなたでもご参加いただけます。

横浜のド真ん中で、なぜ平日の花火大会?

明日、8/17は横浜のド真ん中で花火大会が予定されている。
そのため、みなとみらい地区、ベイブリッジで、
大々的な交通規制が予定されている。

冗談じゃないよ。
なんで平日にこんな迷惑なことするかなぁ?

17:30ごろから規制は始まるらしいけど
会議があるので、どんなに早くても
会社を出られるのは17:00以降になる。

ベイブリッジが通行止めにされてしまった場合、
首都高速(これも渋滞すると思われる)で帰るか
さもなくば22:00まで待つか。

何が「横浜から元気を!」か?
毎年、かなり迷惑なんですけど。

せめて休日にやるとか、対応考えてほしいよ。

交通規制のお知らせ第26回神奈川新聞花火大会
http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/ycvb/press/110817hanabi2.pdf

2011年8月15日月曜日

思ったより戦闘力のありそうなヤマハ1000cc

ブルノでは、現在、来年に向けたテストが実施中である。
現地時間で月曜日13:00での結果によると
トップはストーナーだが、2番手、3番手に
ヤマハワークスの二人が入り、
デビューが遅れて周りをやきもきさせた割には
ヤマハ1000ccマシン、そこそこの戦闘力を示しているようだ。

Pos Rider Bike Time Diff Prev Times at 1pm local time:
1 Casey Stoner Honda 1000 1:56.260
2 Ben Spies Yamaha 1000 1:56.306 0.046 0.046
3 Jorge Lorenzo Yamaha 1000 1:56.727 0.467 0.421
4 Jorge Lorenzo Yamaha 800 1:56.892 0.632 0.165
5 Ben Spies Yamaha 800 1:57.184 0.924 0.457
6 Dani Pedrosa Honda 1000 1:57.264 1.004 0.080
7 Nicky Hayden Ducati GP11.1 1:57.616 1.356 0.352
8 Cal Crutchlow Yamaha 800 1:57.810 1.550 0.194
9 Valentino Rossi Ducati GP11.1 1:58.266 2.006 0.456
10 Toni Elias Honda 800 1:58.498 2.238 0.232
11 Colin Edwards Yamaha 800 1:58.598 2.338 0.100
12 Loris Capirossi Ducati GP11 1:58.927 2.667 0.329
13 Mika Kallio* Suter/BMW 1000 2:00.626 4.366 1.699

2011 Brno MotoGP Test 1pm Times: Stoner Fastest, Yamaha 1000s Make Strong Debut
http://motomatters.com/results/2011/08/15/2011_brno_motogp_test_1pm_times_stoner_f.html

2011年8月14日日曜日

CB1100オイル交換:3回目

本日、CB1100のオイル交換しました。

前回が4月だったので4ヶ月3000km。7月以降は暑かったので、
アサカワスピードツーリング以降、まったくツーリングとかしてません。
もっぱら、通勤での距離消化。



オイルはまたもやホンダ純正G3 10w-30とRedFox 15w-50を半分づつ。
写真まで前回の流用という、なんともやる気のない今日のブログです。(^^;;)

今回はオイルフィルターも交換して、3缶+0.75-0.25リットル。
なんかちょっと複雑な式ですが、要するに約3.5缶ってことです。
次回は12月ごろですかねぇ・・・・冬になれば10w-30オンリーですかね?

まだRedFox15w-50、4缶ほど残ってます。
これは来年の夏にでも使いきることにしましょう。

・・・・って、まだオイル混ぜるなんて禁じ手を使うんかいっっ!!(爆)

2011年8月13日土曜日

トライアンフ・アドベンチャー(二匹目のドジョウ)



BMWのR1200GSが売れているので、どこのメーカーも
このジャンルにタマをぶつけてきている。

こういう二匹目のドジョウ狙いは、メディアによると
日本メーカーぐらいしかやらないように言われているが、
何のことはない、海外メーカーだってやるのである。

やらないように見えていたのは、
別に自らのアイデンティティを云々・・・なんて話じゃなくて
二匹目のドジョウ狙いをする能力が無かったから。

かように、メディアというのはイイカゲンですねぇ・・・・

そんなわけで、トライアンフ・アドベンチャー1200
もうすぐ発売のようです。

Triumph's Adventurer nearing production
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug0811-triumph-adventurer-nearing-production/

2011年8月12日金曜日

MotoGP:2012年マシン勢揃いのハズが・・・

夏休み明けのMotoGPブルノの後は、
2012年マシンのテストが予定されている。

ここで、ようやくヤマハの2012年型1000ccモデルが
初のお目見えということになる。

Yamaha to roll out the 1000cc at Brno
http://www.twowheelsblog.com/post/6949/yamaha-to-roll-out-the-1000cc-at-brno



ロレンソもこれで一安心、というところだろう。

また、これで、来年も800ccで戦うスズキを除いて
1000ccマシンが勢ぞろいすることになる・・・・
と、思っていたら、Ducatiはブルノでは
1000ccマシンのテストを行わず
今年度の800ccマシンのテストしかしないとのことだ。

Rossi and Hayden will test only the GP11's at Brno
http://www.twowheelsblog.com/post/6955/rossi-and-hayden-will-test-only-the-gp11s-at-brno



これで早速盛り上がったのがあちこちのサイト。
すわ、Ducatiはロッシの要求をのみ
アルミツインスパーの開発を始めただの、
ボローニャのファクトリーに、それらしきモノが
運び込まれただの、噂が噂を読んでいる状態だ。

また、ブルノでは、ロッシ自身の口から
「ロッシがホンダと接触している」
という噂が正式に否定された。

Valentino Rossi laughs off Honda rumor
http://www.twowheelsblog.com/post/6964/valentino-rossi-laughs-off-honda-rumor

これについても、
Ducatiが新型シャシの開発を始めたので
「言うこと聞いてくれないとホンダに行っちゃうぞ」
と、脅さなくてもよくなったから、なんて話が
まことしやかに流れたりする。

今のところ、全ては噂なので、真相は闇の中だけれど
Ducatiの2012年マシンは
かなり迷走しているのだけは事実のようだ。

2011年8月11日木曜日

ZZR1400スーパーチャージャー



Kawasaki's supercharged ZZR1400 plans
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug1011-kawasakis-supercharged-zzr1400-plans/

題名見て喜んでいる人には悪いですが、
おそらく、MCNの憶測記事です。

カワサキが過給の研究をしているのは事実ですし、
それによって、幾つかの特許を出しているのも事実ですが、
ZZR1400にスーパーチャージャーを搭載することが決まった
と、いうわけではありません。

たしかに、1000ccのレース用ホモロゲマシンが
どんどんパワーアップしている現在
ZZR1400や隼の地位が脅かされているのは事実で
比較的容易にパワーアップするには過給でしょう。

四輪と違い、アクセルのレスポンスなどを考えると
ターボよりもスーパーチャージャーの方が現実的。

ま、たしかにそうなんですが、はたしてカワサキ、やるのかねぇ?

2011年8月10日水曜日

ロッシはダメなのに、なぜチェカは?

The Trouble With The Ducati Desmosedici: An Exhaustive Analysis
http://motomatters.com/analysis/2011/08/08/the_trouble_with_the_ducati_desmosedici_.html

上記のサイトは、なぜ、今年のDucati-MotoGPは勝てないのか?
について、延々と長ったらしい議論を載せている。

が、長いだけで、あまり新しいことは書いてない

 ・ライダーは悪くない。悪いのはマシン
 ・どこがダメかというと
   ①カーボン
   ②フレームレスシャシ
   ③L型エンジン

この程度のこと、このブログですら
すでに指摘しているレベルの内容である。

だが、L型エンジンがダメだというのなら、
SBKでチェカが勝っているのはなぜなのか?

この記事では「タイヤの特性の違い」と言っている。
確かにそれもあるだろうが、GPとSBKとではマシンが違う。

重く、排気量も大きいSBKでは
コーナリング速度依存ではなく、
立ち上がり加速依存の方がメリットが大きい。
ゆえにフロント荷重不足のL型Ducatiでも戦いようがある。

しかも、チェカのマシンの排気量は1200ccだ。
SBKでは、2気筒はハンデとして+200ccの排気量を許されており
その結果として、Ducatiのマシンはトルクが大きい。
ということは、つまりはそれだけ低回転で走ることが出来、
結果としてタイヤに優しい走りが可能になる。

全く耐久性が無いSBKのピレリタイヤを考えると
タイヤに優しい特性は非常な強みになる。

それにしても、去年のDucati-SBKワークスチームは
なぜ、あれだけダメダメだったのだろう?
Ducatiの言葉を信じると、今年のチェカのマシンは
去年のワークスマシンの延長線上にあるはず。

もし、これだけ強ければ、
去年、芳賀はチャンピオンを取れたはず。

何にしても、芳賀選手って
実力は充分にありながら
チャンピオンになれないのは
やはり運の無さなのだろうか・・・

2011年8月9日火曜日

カワサキのバイクが売れている!







社団法人 全国軽自動車協会連合会
が、まとめた今年前半(1-6月)のバイク販売台数によると

251cc以上のバイクの販売台数は
 ホンダ:5830(昨年8324)
 ヤマハ:2892(昨年3907)
 スズキ:2885(昨年3785)
 カワサキ:6028(昨年3977)
 その他:9493(昨年9940)
 合計:27128(昨年29933)

一見して分かるのは絶好調のカワサキ
大苦戦のその他3メーカー。
他3メーカーがマイナス約3割の大幅マイナスなのに
カワサキのみ前年比150%以上の販売増を記録。
この結果、カワサキは、251cc以上に限れば
なんとホンダを抜いて国内トップ。

ただし、この傾向は251cc以上のみで
250ccクラスの販売台数を見ると
 ホンダ:5998(昨年6247)
 ヤマハ:4619(昨年4432)
 スズキ:2354(昨年2941)
 カワサキ:2993(昨年3315)
 その他:2278(昨年2520)
 合計:18242(昨年19455)
であって、ヤマハが少し増えているものの
全体にはあまり大きな変動は無いまま減少傾向。

データを遡ってみてみると
カワサキの好調は
昨年8月より始まっている。

昨年8月というと、ER-4n、Ninja400Rの販売開始と重なる。
さらに本年2月にはW800も販売が開始され、
好調な販売実績を維持するのに貢献した、
というのが、考えられるカワサキ好調の理由だろうか?

昨年、CB1100のヒットを飛ばしたホンダだが、
その後のタマが出てこず、本年春以降は
逆に前年度比大幅マイナスの結果となった。

身の回りを見てもER-4n、Ninja400Rが
売れているという実感が無く、自分でも半信半疑だし、
モデル別販売台数のデータがないので断定はできないけれど、
ER-4n、Ninja400R、W800といったカワサキ新モデル、
低迷を続ける日本市場において、絶好調のようだ。

2011年8月8日月曜日

BSBでは、2012年よりトラクションコントロールを禁止する。


現在、日本人としては清成が活躍している
British SuperBike、いわゆるBSBは
世界選手権への登竜門として位置しており、
古くは芳賀選手や加賀山選手も参戦していたことがある。

レギュレーションもWorld SuperBike(WSBKまたはSBK)とは
一部異なるレギュレーションを採用し、非常に
レベルの高いレースを繰り広げている。

不況の影響により、どのカテゴリーにおいても
コスト削減が緊急の課題となっているが
それはBSBも同じ。

そのBSBで、主としてコスト削減の見地から
コントロールECUを採用することとなり、その結果
トラクションコントロールを禁止する措置が取られることとなった。
また、レブリミットも導入されることで、エンジンの耐久性も向上する。

トラクションコントロールは賛否両論あるが
あの「キング」ケニー・ロバーツが、かつて
「人間が制御できるのはせいぜい100馬力まで」
と言っていた通り、
そのおかげで選手が転倒の怪我により休場することを防ぎ、
選手権を面白くしてきた面があるのも事実。

一方で、ライダーが暴れるマシンを抑えつけて乗る
シーンが見られなくなった、という面もある。

来年のBSBは、ことによると最も注目を集めるシリーズになるかもしれない。

MSVR announce new British Superbike Championship Technical
Regulations
http://www.bikesportnews.com/download/news/647D2E60-0362-1026-DB22E622C51F920E.pdf

British Superbikes bans traction control for 2012
http://www.twowheelsblog.com/post/6943/british-superbikes-bans-traction-control-for-2012

2011年8月7日日曜日

たぶん、日本メーカーの目はそこにはない

アメリカのサイクルワールドが、10のカテゴリーごとに
その年のベストバイクを選定するTen Best Bikes

今年の選定結果は
 Best Standard:Kawasaki Z1000
 Best Dual-Sport:Triumph Tiger 800XC
 Best Open Streetbike:Ducati Multistrada 1200 S Sport
 Best Cruiser:Ducati Diavel Carbon
 Best Middleweight Streetbike:Kawasaki ZX-6R
 Best Enduro Bike:Husaberg FE570S
 Best Motocrosser:Suzuki RM-Z450
 Best Sport-Touring Bike:BMW K1600GT
 Best Touring Bike:BMW K1600GTL
 Best Superbike:EBR 1190RS
となって、日本車はわずか3台の入賞となり
はっきり日本からヨーロッパ、という
流れが浮き出た結果となった・・・・とのこと。

円高のせいで、欧州車と日本車の価格差が減少し
日本車にとっては、大逆風が吹いているのも
日本車苦戦の一つ・・・という解説付。

これを見て分かったのは、なんでBMWが
あんなにも6気筒バイクの開発にこだわったのか、ということ。

アメリカ人の6気筒好きは昔から有名で
ホンダのゴールドウイングにしても
日本の設計チームが、
「バイクのコンセプトからして4気筒の方が適している」
と、主張するのを、アメリカサイドが
「アメリカ人は6気筒を高級と思う。」
と、断固譲らず、その結果6気筒になった、という。

その結果、今年のランキングにも
BMWの新型6気筒が2台ランクイン。
毎年ランクインしていたゴールドウイングを
押しのけるという大金星。
みごと、BMWの狙いは的中、といったところ。

(でも自分にはGTとGTLの区別がよく分からないのだけど・・・苦笑)

いやぁ、ツーリングバイクなんだから
6気筒じゃないでしょ、なんていう正論は
ことアメリカ市場では通用しないらしい。

確かに、日本メーカーはここのところ元気が無い
・・・・・ように見える。
でもたぶん、日本メーカーは、途上国市場を見ている。

1台あたりの利益は大きくても、台数が出ない先進国より
圧倒的に台数がさばけるアジアや南米など。
特にインドでのバイク販売台数は驚異的で
数十万台が1ヶ月のうちに売れている。

今年、販売が開始されたホンダのCBR250Rにしても、
世界全体での販売目標は数万台単位。
もちろん、先進国での入門バイクというより
途上国でのトップモデルとしての期待の方が大きい。

それに、CB1100に乗っていて思うのは
ホンダの技術の凄まじさ。
一見、平凡に見える中のこの凄まじさと品質は
BMWやトライアンフあたりには絶対に無理。
あと、アメリカ人に、この凄さを理解させるのは
・・・たぶん、ムリ。

DucatiのSSなんか、耐久性の点で全く及ばずという気がする。
そういう意味で、そんなに日本のバイク
捨てたものじゃないと思う。

欧州のバイクメーカーと繋がりを持つようになり
そのために、日本メーカーをクソミソにけなしてる
某初心者中年女性ライダーがいて、
憤慨している人が多いようだけど
言ってる内容は全く論理的におかしいし
あまり気にしない方が良いと思う。

Ten Best Bikes 2011
http://www.cycleworld.com/motorcycle_roadtest/ten_best_bikes_2011

Japan vs Europe: 2011 best bikes
http://www.twowheelsblog.com/post/6915/japan-vs-europe-2011-best-bikes

2011年8月6日土曜日

SBK:スズキが退場すればAlstareも従う



スズキがSBKから撤退するという噂は
以前から、かなり強い確信を持って語られている。

チームAlstareは、かつてはコーサーを擁して
チャンピオンを取ったこともある有力チームだが
昨今、スズキの支援が得られずに、成績も低迷している。

その結果、カワサキに乗り替えるのではないか
という噂話も、かなり現実的な話として
語られるようになっていた。

しかし、Alstareによると、
スズキがSBKから撤退すれば
それに従う、とのことだ。

先進国、特に欧州では、依然として二輪車販売は減少が続いており、
販売の軸足を、好調な成長が続くアジアに移しつつある日本メーカーにとって、
SBKは、もはや魅力的な投資対象ではない。

しかし、当の欧州人たちは、日本メーカーが何を見ているのか
まだ分かっていないようだ。

もう一度言おう。SBK復活のカギは
アジアでの選手権開催である。
さもなければ、日本メーカーは戻ってこない。



P.S.
さきほどのは誤報ですので書き直しました。

バイクが入るテント


こんなテントでツーリングしたら楽しいかも

http://www.asphaltandrubber.com/products/adventure-motorcycle-tent/

2011年8月5日金曜日

ロッシがホンダに?






昨日あたりから、一部でこの話で盛り上がっている。

ソースは?と思って探してみたけれど、
イタリア語などのサイトしか無く
自動翻訳で読もうとしてもお馬鹿な訳なのでサッパリ
というありさま。

でも、今日になって、英語のサイトでも
この話題を取り扱いだした。

Valentino Rossi has asked for a Gresini Honda says Marco Melandri
http://www.twowheelsblog.com/post/6918/valentino-rossi-has-asked-for-a-gresini-honda-says-marco-melandri

記事の内容は、これまでの噂通り。
箸にも棒にもかからないDucatiを見限ったロッシが
来年度の契約に関して、グレシーニに接触してきたという。
暴露したのはメランドリ。

当の本人は
「僕が来年Ducatiに乗るのは "logical choice"だ。」
なんて言っているけれど、昨年の今ごろ
「僕が来年Ducatiに乗る可能性は99%ない。」
と言っていたロッシのこと。何があるか分からない。

もしかしたら、これを交渉材料にDucatiに対して
アルミツインスパーフレームの開発を迫るのが
ロッシの目的なのかもしれない。

「言うこと聞いてくれないと、ホンダに行っちゃうよ」
と、いうやつだ。

しかし、ロッシを引き留めるために
アルミツインスパーフレームの開発をする
などというDucatiなんて見たくはない。

そもそも高い契約金のロッシがいなくなれば
その分の余裕で、SBKに復帰できるかもしれない。

SBKは日本メーカーが手を引き始めていて
スターライダーが所属するに値するチームが減り始めている。
いま、DucatiがSBKに復帰すれば、
チェカをはじめ、メランドリ、芳賀など
一線級のライダーを選び放題のはずだ。

その上で、
「MotoGPは4気筒で、Ducati伝統の2気筒じゃありません。
 あそこは、あくまで技術的実験の場で、
 Ducati市販車の優秀性はSBKを見て下さい」

などと言った方が、Ducatiのためにもなるのではないだろうか?

・・・なんて思っていたら、ビミョーな記事がこちらに。

Valentino Rossi didn’t underestimate Ducati challenge
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/MotoGP/2011/August/aug0511-valentino-rossi-didnt-underestimate-ducati-challenge/

バージェスによれば、カピロッシはアルミツインスパーと言ってるが、
日本メーカーに比べてアルミツインスパーの経験が少ないDucatiが
いまからアルミツインスパーをやり始めても、
競争力のあるモノをつくることは不可能なので、
その選択肢はない、とのこと。

特に冒頭の文句が何か意味ありげ。
「ロッシは、Ducatiの挑戦を過小評価しているわけではないが、
 Ducati自身は、ホンダなど、ライバルの力を過小評価していた。」

シモンチェリも揺れているようだし、
MotoGPストーブリーグは今が真っ盛り、という感じだ。

2011年8月4日木曜日

いよいよこういうバイクがレースの場に出てくる


Vyrus 986 M2、ホンダCBR600RRのエンジンを
搭載したMoto2マシン。

いよいよ、この手のバイクがレースの場に出てくるのか?
BMWの信者は、テレレバー・パラレバーの優位性を力説するが
実際にBMWがS1000RRで採用してきたのは
普通のテレスコピック+スイングアーム方式だった。
著者が思うに、テレレバー・パラレバーは
BMWのボクサーエンジン固有の問題を解決するための技術だったと思う。
なので、普通の並列4気筒のS1000RRは
普通のサスペンションで良かったわけだ。

テレスコピック+スイングアームの欠点は
昔から長いこと語られているが、
なにせレースの場で「新しい」サスペンションが出てこない。
出てこないと言うことは、つまり優位性が無いか
または実用レベルになってないんだろう、
・・・と、今までは思っていた。

こいつがMoto2に出てくれば、話ははっきりする・・・・はず。

こいつが、将来のバイクの姿なのか
ただのあだ花に終わるか。

早く出てきてほしい。

Vyrus 986 M2: The future of Moto2?
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/videos/2011/August/aug0311-vyrus-986-m2-the-future-of-moto2/


First ride of the Vyrus 986 M2 Moto2 bike at Misano

http://www.youtube.com/watch?v=kXRCLuodY-A

2011年8月3日水曜日

KTMのMoto3レプリカ


KTMの今後3年間の新型車発売予定が
アメリカのディーラー経由で漏れてきた。

こんなモノばらして、大丈夫なのかねぇ?

代表的なものをあげると
 2012年:Enduro R690
 2013年:Duke 350(125Dukeと同一シャシ?)、Super Duke R1290
 2014年:Moto3レプリカ350cc、Adventure 1290
などなど・・・・

最も注目されるのはMoto3レプリカだが
エンジンは250ccとせず、あえての350cc。
公道では250ccだとパワー不足だと考えたのか、
それとも、かつての2st250ccと比べ
4st250ccでは明らかに遅いので、
このままでは商品性上マイナスだと判断したためか?

350ccでは、ユーザーがこのバイクでレースに出ようとした場合
出られるカテゴリーが無い、ということになるが、
KTMのことだから、ワンメイクレースでも開催するのかもしれない。

Duke 350はネットの噂では既成事実状態。
125Dukeは、明らかにエンジンに比べ、シャシが勝ち過ぎており
早晩350ccエンジン版が出るはずで、こちらが本命
という、噂が実証された形だ。

Super DukeやAdventureは、あまり興味は無いが
Moto3レプリカは、価格次第ではちょっと関心がある。

日本メーカーも450ccモトクロッサーのエンジンをベースに
単気筒スポーツバイクを作ってくれると面白いのだけど
商品戦略の担当者に言わせれば
「そういう層は4気筒600ccが担っております。」
と、いうことなのだろう。


KTM new models leak
http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2011/August/aug0211-ktm-new-models-leak/

KTM Moto3 bike and 350 Duke for US
http://www.twowheelsblog.com/post/6897/ktm-moto3-bike-and-350-duke-for-us

2011年8月2日火曜日

ヤマハがSBKから撤退


SBKから、ヤマハファクトリーである
Yamaha World Superbikeが撤退する。

MotoGPに関しては日本のヤマハ本社が関与しているが
SBKについてはYamaha Motor Europeが統括していた。

しかし、欧州におけるバイク市場の急激な縮小と、
チームのスポンサーも見つからないことから
SBKへの参戦を取りやめることとなった。

ただし、有力チームへのレースキット・パーツ供給は今後とも
継続するため、R1、R6が全てレースから消えてしまうわけではない。
とはいえ、これでSBKからヤマハの存在感が薄くなるのは確実。

またAlstare teamがスズキとの関係を解消した場合
スズキもそのまま撤退する可能性が高い。

放り出される形となったメランドリ、ラバティらは、
どうなるのか、まだ不明である。

なお、Ducatiワークスが新型1199(仮称)と共に
SBKに復帰するとの希望的観測があるようだが、
根拠は不明瞭。

現在、先進国でのバイク販売は不況の影響で芳しくなく、
販売の中心はインドをはじめ、発展途上国に推移しつつある。

SBKがインドなどで開催されるようにならない限り
日本メーカーがSBKに戻ってくることはないかもしれない。

Yamaha Official World Superbike Team withdraws at the end of 2011 season from World Championship
http://www.yamaha-racing.com/Racing/wsb/news/newsdetail.jsp?Component=tcm:78-465943&PageTitle=Yamaha%20Official%20World%20Superbike%20Team%20withdraws%20at%20the%20end%20of%202011%20season%20from%20World%20Championship

Yamaha To Pull Out Of World Superbikes At End Of 2011 Season
http://motomatters.com/news/2011/08/01/yamaha_to_pull_out_of_world_superbikes_a.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+MotoGPMatters+%28MotoMatters%29&utm_content=Twitter

YAMAHA CONFIRM SUPERBIKES EXIT
http://www.sportinglife.com/others/news/story_get.cgi?STORY_NAME=others/11/08/01/MOTO_Yamaha.html&BID=678

2011年8月1日月曜日

カレル・アブラハムとは何者なのか?



GP125、GP250、Moto2などで、それほど目立っていたわけでなく
単にブルノ・サーキットを所有するという金持ちの父親が
チームを立ち上げてくれたおかげで、MotoGPに乗っているボンボン。

今シーズンの初めごろ、カレル・アブラハムについて質問したら、
10人が10人とも、こんな風に答えたはずだ。

だが、いまや、壊滅的なDucatiの2011年シーズンで
唯一光明を見いだせるものがあるとすれば
それはカレル・アブラハムだろう。

そのカレル・アブラハムとの一問一答が記事になったが
これを読んでみても、カレル・アブラハムは何者か
そして、なぜ、今年のDucatiサテライト勢の期待の星になったのか
については、全く分からないままだ。

一説によれば、カレル・アブラハムには
「MotoGPマシンとはこう乗るものだ」
という先入観がなかったために、
Ducatiに合わせた乗り方が出来たのだ
という話があるが、どう見ても、ただの憶測。

ともあれ、チェコの富豪の息子が何を成し遂げるのか、
見定める時間は、まだ充分にある。


Who is Karel Abraham?
http://www.asphaltandrubber.com/racing/karel-abraham-interview-laguna-seca/#more-23887

NHKで八耐・伊藤選手を特集(本日)

今晩21時からのNHKニュースウオッチ9で、
昨日の鈴鹿8耐で4回目・最年長記録更新での
優勝を果たした伊藤真一選手の特集が放送されるもよう。

ただし、念のため申し上げておくと、
1時間全部が伊藤選手の話ではありません。
なので、過度の期待はやめておきましょう。

ニュースウオッチ9
8月1日(月) 午後9時00分~10時00分
▽被災地に力を!鈴鹿激走レーサー

今晩21時からNHKニュースウオッチ9で鈴鹿8耐で優勝したイトシンさん特集が放送されます
http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/2011/08/21nhk98-26aa.html