2017年8月25日金曜日

SuperCubは60周年だけれども・・・


http://www.honda.co.jp/supercub-anniv/story/

スーパーカブ60周年で、
ホンダに記念サイトが立ち上がってます。

スーパーカブといえばホンダ。
世界のホンダを築いた名車中の名車。

世界のバイクトップ10では、
どこの誰が作ろうとも、
とりあえず1位はスーパーカブ。

古くなったサラダ油でも走ってしまうとか
2階から落としても走るとか
何キロ荷物を積んでも普通に走るとか、
とにもかくにもバイク界のカラシニコフ。

・・・・え~と、カラシニコフといっても
通じない人もいるでしょうから、
少し解説しておくと
旧ソ連のカラシニコフが設計した
自動小銃の伝説的名器AK-47のことです。

これがすごい銃で、
泥の水たまりに数か月浸かっていたAK-47に
弾をつめて撃ってみたら
何事もなく弾が発射されたとか、
砂漠で砂まみれのまま使っても
弾詰まりもせずガンガン撃てたとか、
とにかく故障という言葉を知らない銃。

これより長射程とか、高命中精度とか
そういう銃は、山ほどありますが、
いずれもマメに分解してメンテしなければ
故障してしまうような代物。

米軍のM16アサルトライフルなんぞ
ベトナム戦争で故障しまくり
慌てた軍首脳部が、
マンガの分解メンテマニュアルを配り
「毎日ちゃんとメンテしないと壊れます!」
とやったのとは大違い!

今でも世界中で採用され続け
累計生産機数は、
いったいどのくらいになるのやら・・・

スーパーカブにしたって
これより速く、これより刺激的なバイクは
掃いて捨てるほどありますが、
スーパーカブの鉄の信頼性と、
無数の生産台数に勝るものは
この世のどこにもありません。

が・・・しかし、
その無敵のスーパーカブも
中国生産にしてからというもの
無類の信頼性は影をひそめ
挙句の果てには、
丸目の国産カブの価格急騰を招き
一方、新車のカブは
誰も見向きもしなくなったとか。

実際、オイラの知り合いで
丸目カブのエンジンをOHし
あちこち磨いて乗っていたら
「言い値で買いますので、
 どうか売ってください!」
と、いろんなバイク屋から言われた、
という人がいます。

カラシニコフは今でもカラシニコフですが
今のカブは、名前だけ同じでも
中身はまるで別物で、
カブなんか買わずにバーディーにしろ!
という人も多いです。

そういうことを考えると、
素直に祝60周年!
と言えない自分がいます。

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