2014年9月30日火曜日

本当にカワサキNinja H2はパイプフレームなのか??


http://www.asphaltandrubber.com/bikes/kawasaki-ninja-h2r-leaked-photos/

ネットで話題になっている、カワサキNinja H2Rの写真。
いつの間にH2じゃなくて、H2Rになったんだ?
と、思った人もいるだろうが、H2とH2Rとが出るらしい。

エンジンは998ccスーパーチャージャーで
300馬力に達するという話である。

が・・・このバイク、パイプフレームですよ。

こっちを見れば、さらに分かりやすい。
   ↓   ↓

http://www.asphaltandrubber.com/bikes/kawasaki-ninja-h2r-leaked-photos/

苦労しながらZX-14Rでまとめあげたモノコック(変形バックボーン)を捨て
GPz900Rのパイプフレームによるバックボーンに戻るという。

しかも、300馬力を受けとめるには、剛性不足のように思う。
ドカのパニガーレと同じく、エンジンで剛性を確保しているのでは?
という書き込みも見たが、本当だろか??

今日からINTEMOTのはずだけど、まだ写真がアップされてない。

あと数時間でこの真偽が分かるんだろうが、
本当にパイプフレーム???

あと数時間が待ち遠しい・・・・

2014年9月29日月曜日

ジャック・ミラーは本当に成功できるのだろうか?


http://www.motogp.com/ja/news/2014/Miller+on+move+into+MotoGP+in+2015

天候のせいで大混乱だったアラゴンGPは、
(ホンダ有利と言われているサーキットにも関わらず)
最高峰でもヤマハが初優勝という誰もが予想しない結果になった。

一方、軽量クラスで目立ったのは
ミラーのバカさ加減。

ビデオを見直してみても、
ミラーとマルケスの接触については、
マルケスに何一つ落ち度などはない。

むしろ、アウト側から強引に抜きにかかろうとしたミラーが
勝手に自滅しただけ。

にもかかわらず、
倒れたマシンに駆け寄りもせず
大げさに手を振り上げて、時間を空費したミラーは
いったい、何のつもりだったのだろう。

あげくは、クレーム付けて
マルケスの行動を審議事項にするなど
もはや言語道断としか言いようがない。

そもそも、マルケスよりもミラーの方に
前科があるのを、我々は忘れてはいない。
  ↓   ↓
MotoGP:ジャック・ミラーに2ペナルティポイント

失うものがないランキング下位のライダーならまだしも、
こんなことをしていては、
ランキングトップから滑り落ちたのも、
自業自得としか言いようがない。

ジャックミラーが「速い」ことを疑う者はいないが、
いくら速くても、馬鹿ではトップライダーにはなれない。

噂によると、2017年にHRCはペドロサを放出して
ミラーと契約するということらしいが、
はたしてミラーが飛び級させるに値するライダーなのか
そしてペドロサを超えるライダーになれるのか
大いに疑問が残ることになったのは事実だろう。

2014年9月28日日曜日

久しぶりにイタリア娘とデート


一時に比べて、少しは涼しくなってきたので
久しぶりにイタリア娘とデートです。

えぇぇっ、ちゃんと"青少年の健全な交際"ですよ。f(^^;;)

ここ1週間ほど、風紀委員が見回りしてますから。

今日だって、イケナイ人たちが
たくさん補導されてましたし(汗)

2014年9月27日土曜日

御岳山の噴火!



バイクの場合は、こんなに山頂近くに行かないし
いざとなれば逃げるのも比較的容易だとは思うけど・・・

2014年9月26日金曜日

ホンダ ダカールチーム陣容発表

http://www.honda.co.jp/news/2014/c140926.html

Moto3で、KTMにケンカをふっかけて、
ここのところ、KTMを圧倒し始めているホンダだが
昨年のダカールラリーは、KTMに完敗。

ついでに言うと、世界耐久でも
チャンピオンには全く及ばずに完敗している。

そこで、今年こそ!という
ダカールラリーチームの陣容が発表になった。

ライダーは、昨シーズンからの継続で、
エルダー・ロドリゲス、ホアン・バレダ、パウロ・ゴンサルヴェス
の3選手と入れ替えが2選手で
ジェレミアス・イスラエル、ライア・サンツ。

さて、今年のホンダはダカールでも
KTMを打倒できるか?

2014年9月25日木曜日

RC212V・RC213Vはベドロサベースに開発してるからね

http://www.crash.net/motogp/feature/208952/1/how-big-is-too-big-for-motogp.html

WSBKで活躍中のバズが
MotoGPへのスイッチしようとしたところ、
RCV1000Rに乗るには大きすぎて、
アスパーとの話が破談になった
という話は、ちょっと前に紹介したが、
その問題については、パドックでも
いろいろと話題になっているようだ。

アスパーの言い分はともかく
元々、ホンダのマシンは、800cc化するときに、
コーナリング特性改善を狙って、
極端に小型化されている。

その極端さは、当時のHRCライダーの
ヘイデンが仰天するほどだった。

おかげで、当初、RC212Vは、
ペドロサ専用マシンと言われたほど。

実際、800ccになったときに
ホンダのエースライダーが
ペドロサではなく、ロッシだったとしたら
ホンダは、あそこまで小型化に踏み切れたかどうか?

それ以降、1000cc化されたRC213Vも、
その市販化バージョンRCV1000Rも、
マシンの作りは全体に小さく、
長身過ぎるバズが乗るには、
きつい部分はあると思う。

この問題に関しては、
同じく長身のレオンキャミアが、
燃費規制が厳しい昨今、
長身の人間は、体重によるハンデや
空気抵抗で不利になること
などが大きく効いてしまうため
非常に不利である、と嘆いている。

また、ロッシは、2016年に共通ECUの採用と同時に
現在の厳しい燃費規制が緩和されることで
自分より体の小さいペドロサやマルケスに対して
競争力を回復できる、と期待している。

確かに、現在の燃料規制は
かなりやりすぎの感があるのは事実だが、
一方で、身長が高いと、
ブレーキングやコーナリングで有利となるので、
キャミアが不満をぶつけているような
小さい選手が不当に優遇されている、
というのは、正しいとは言えない。

ともあれ、2016年は、共通ECUに伴って、
燃料規制やエンジン使用数規制が緩和され、
さらにタイヤまでミシュランに変更される。

バイクジャーナリストの和歌山氏が、
語っていた通り、
「バイクにタイヤが付いている、のではなく
 タイヤにバイクが付いている。」
というほど、タイヤの影響は大きい。

メーカーだけでなく、多くのライダーが、
当初、タイヤ特性の違いに戸惑う可能性もあり、
勢力図が変わる可能性も指摘されている。

マルケスに他の選手がつけ入る
すきができるかどうかは、
まだ分からないが・・・

2014年9月24日水曜日

ウチにも届きました!(秋の浅間ミーティング)


浅間ミーティングと言うのは
何回か、このブログでも紹介しましたが、
古いバイクの記念館を日本の戦後二輪レースの発祥地
浅間の地に建てることを目標として
40年ほど前に作られた団体です。

今では、記念館の維持管理
会員親睦のためのミーティング等を行っています。

その秋の参加票が、オイラのところにも届きました!
さて、今年はどんなすごいバイクを見ることができるのか?

2014年9月23日火曜日

新しいチェーンルブ


以前書いたことがありますが
↓      ↓
チェーンルブが余ってる(>_<;;;)

使用中含めて8本もあったチェーンルブが
ようやく家用1本、会社用1本、ドカSS用の円陣家が1本
予備がゼロ、過剰在庫がようやくなくなりました。

そこで、次のチェーンルブを何にしようかと思案中ですが
チェーンルブで書いた通り、今使っているチェーンルブは
いずれも一長一短。

円陣家は抵抗低減は群を抜いているけれど
注油は面倒だし、雨には弱い

DIDは、飛び散りは少ないけど、雨には弱い

ヤマハは雨に強いけれど、飛び散りは多い。

モチュールは飛び散りも少なく、雨にも強いけど
やっぱり高いのと、吹き出し口の精度が悪いのか
けっこう漏れて、手を汚す。

そこで、いろいろ考えて次のチェーンルブとして
LAVENのスーパーチェーンルブproを
選んでみることにしました。

http://www.laven.co.jp/shop/grease01.html

飛び散りの点では、まあまあ合格らしいので
あとは雨に強いかどうか?
こればっかりは使ってみないとわかりません。

もし、使ってみて良いようなら、ご紹介します。

2014年9月22日月曜日

体の大きい人には分からない 2nd

http://www.asphaltandrubber.com/oped/derringers/

   ↑    ↑
ねぇねぇ、こういう絵を載せるんならさぁ、、、


http://www.presto-corp.jp/lineups/14_yzf_r1/foot.php

   ↑  ↑
これとか・・・・・


http://ysp8.blog.ocn.ne.jp/yspsumida/2011/02/xj6_7fdd.html

   ↑    ↑   ↑
これとかも・・・・載せるのがフェアじゃないかい?

特に、ウチの嫁みたいに体が小さいと
それだけで、乗れるバイクに制限が出来ちゃうんだよ。

2014年9月21日日曜日

ハンドルをおさえつけていない・・・・つもり

今をさること、ン十年前 (^^;)
大学の時、語学の教師が言ってましたが
フランス人はHを発音しません。

そのため、フランス人に、日本語を教えるとき
「日の丸の旗がヒラヒラ舞っています。」
と言わせてみると、
「いのまるのあたが、いらいら・・・」
と発音する。何度、注意しても
「自分はちゃんと発音している!」
としか言わないそうです。

けれど、しばらくの期間練習させていると、
ようやく耳が慣れてきて
「なるほど、確かに自分はHの発音をしていない」
と気がつく時がくる。

また、これはトライアルの世界で聞いた話ですが
初心者に「アクセルをもっと丁寧に開けなさい。」
と言っても、全く理解ができないとのこと。

「だって、自分はこんなに丁寧にアクセル開けてるのに
 これ以上、どうやって丁寧に開けろというのか!?」

でも実は、たとえば藤波選手が1,2,3・・・
という単位でアクセル開けてるとすると
初心者は100、200、300・・・・
という単位でアクセル開けている。

にも関わらず、最初のうちは
まさか自分が100、200・・・という乱暴さで
アクセルを開けていることが、全く分からない。


と、いうことで、今日はハンドルについて・・・


今日は、都道上野原あきる野線で
恐ろしいライダーに遭遇してしまいました。
濃緑(だったかな?)のダエグです。

この男、千鳥走行状態のバイクの間をぬって
平然と抜いていくような奴です、
・・・といえば、どれほど馬鹿か分かるでしょう。

こいつが、オイラの動きが意に染まなかったようで
オイラに並走しながらまとわりついて
ムチャクチャいちゃもんをつけ始めました。

・・・言っとくけど、「危ない」のはお前だから。(怒)

「馬鹿は自分が馬鹿と分からないからこそ馬鹿」
という通り、この手の連中は
たぶん、言葉すら通じませんし、
相手にするだけ無駄なので、逃げときました。

あのあたりで、ダエグをみかけたら
マジで要注意です。

こういう天上天下唯我独尊的な運転は
周りを巻き込みますので・・・・・・


そんなことでムシャクシャしたので
Uターンして浅川さんとこへ。

浅川さんのところに着いたら
「姿勢よくバイク乗ってるよね。」
・・・なんと初めて褒められました。v(^^)

自慢にも何にもならないけれど、オイラ、
今まで浅川さんに褒められたことは一度もない!(爆)

小寺さんに褒められたことであれば、
2,3回くらいならあるけど、
浅川さんには、ただの一度もないっ!(核爆)

ちなみに、浅川さんが「姿勢よく」
と言ってる内容を具体的に言うと、
ハンドルに力を入れていない、ということです。

「ハンドルに力を入れない」
なんてのは、初心者への注意事項なので
全てのライダーが、頭に入ってる事のはず。

が・・「知っている」と
「出来る」は全くの別物です。

多くのライダーと同じで、
オイラも、知っていても出来てない。

それどころか、つい最近まで
オイラは力を入れずにいた「つもり」でした。

この「つもり」ってのが、ホントにやっかいです。

100、200・・・という乱暴さでアクセル開けてる初心者や
「いのまるのあたがいらいら・・・」のフランス人と同じ、
気が付かない限り、修正のしようがないからです。

気が付かされたのは、これまた浅川さんで
1,2か月前にCB1100のタイヤ見て、
「ハンドルから力抜ければ、タイヤの減り方も変わるよ。」
と、言われたこと。

いや、ハンドルからは充分力抜いてるって!
と、一瞬思ったものの、
帰り道によくよく自分を観察してみると、
力を抜いてる、のではなく、
「力を抜いてる瞬間が存在する」
というだけだということが、初めて分かりました。

そこからは、毎日の通勤時間が練習の場です。

まだ十分とは言えませんが、それでも
意識しているだけでも、以前とは雲泥の差。

たとえば、あなたは手を離したまま
交差点を曲がれますか?

本当に街中でやるのは危険だから
広場かなんかでやってみるとよいです。

(オイラは、まだ怖くてできません)

そんなこんなで、進歩は微々たるものですが
ただ一つ、これだけは言えるのは
もはやブレーキングは以前のオイラとは別物です。

いえ、別に、以前の半分の距離で止まれるようになった
・・・なんてことはないんですが、
転倒の危険性は大幅に下がっています。

それにしても、浅川さん、オイラが走ってるのを
ずっと見ていたわけではなく、
店に来る姿をチラリと見ただけ。

それで「姿勢がよい」と見抜くのは
さすがというか、なんというか。

もちろん、オイラが嫁の走ってる姿見てると
上半身がガチガチなのを、ちらっと見ただけで見抜けますが
それと同じことなんでしょうね。

そんなことで、あの最悪ダエグでムシャクシャした気分は
きれいに吹き飛んで、よい気持ちで帰宅です。

明日から、また精進ですね。

今日から、秋のカツアゲ週間です!

http://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/h26_aki/poster.html

バイクは重点項目になってないようだけど・・・












なお、表題と挿絵のポスターは、何の関係もありません(苦笑)

2014年9月20日土曜日

あるバイク泥棒の歌/尾崎豊「15の夜」





♪盗んだバイクで走り出す~

というフレイズで、今も有名な「15の夜」

バイク乗りの間では
憎きバイク泥棒の歌、ということになっている。

歌の中身を、ばっさり切ってしまえば
第二次反抗期+自己のアイデンティティを見つけられない焦り

今のオイラのトシになってしまえば
反抗期なんてガラでもないし
自己のアイデンティティなんてモンは
勝手にでっち上げればよい、と分かってしまっている。

けれど、それを少年に求めるのは酷だ。

第二次反抗期というからには、
「15の夜」ならギリギリなんとかOKだが、
もし「20の夜」だったら、
「いつまでガキのままでいるんだ!」
と一喝されて終わりである。

もちろん「自己のアイデンティティを見つけられない」
という方は、夏目漱石の「三四郎」のテーマにもなっているので
別に20歳でも遅すぎることは無いけれど。

尾崎がこの歌を歌った頃は
バイクは反体制のシンボルでもあった。

だから、主人公はバイクに乗らなければならなかったし
しかも、盗まなければならなかった。

けれど、世間を汚い物でも見るような視線を送っていた自分が
実はもっとも汚い存在だった、というアイロニー。

・・・尾崎は、たぶん、そこまで考えてはいなかっただろうが。

ところで、今の若い人は尾崎の歌を聞いて
「この人は、なんでこんなに怒っているんですか?」
という感想を持つという。

オイラは別に尾崎のファンではなかったが
でも、こういう危なっかしい年齢というのは
誰でもが通る道だったのではなかったか?

それとも、近代になる前は
15か16になれば結婚して所帯をもっていたので
「危なっかしい年齢」なんて呑気なことなど
言ってられなかったのかもしれない。

サルも出てくる快走路



群馬県、水上から中之条へと抜ける県道270号、
そして53号はなかなかの快走路です。


道端に、サルがわんさか出てきたりします。

さすがに、バイクが通ると、ビビッて隠れてしまうので
やっと撮れた写真は、この親子だけ。


榛名湖まで登ると、それなりにひんやりします。

ちょっと前まで暑かったんですけどね。

2014年9月19日金曜日

なんでRC200を出さなかったんだろうねぇ・・・

http://www.ktm-japan.co.jp/lineup/model/rc390

ええ、そうですよ。

ホット・ハッチと、雑誌あたりが騒ぎまくる
RC390の発売開始のニュース、
オイラはずっと無視しまくってますよ。

RC390に、全くオイラが興味をひかれない理由は
以下のブログを読んでもらうとして
  ↓   ↓
船橋のKTM試乗会
KTMの390Dukeのエンジンはどういう性格なのか??(正味平均有効圧の話)

RC200だったら、ミニコース用として
なかなか楽しかったろうに・・・・・

ホント、なんで200に限って販売しないんでしょうね >KTM

2014年9月18日木曜日

MotoGP:ミラーのLCRホンダ入りが決定

http://www.crash.net/motogp/news/208801/1/official-jack-miller-to-motogp-with-honda.html

ジャックミラーが、Moto2を飛び越えて
いきなりMotoGPにステップアップすることが
発表になった。

最近は、バウティスタのアプリリア入りとか
既定路線とみなされていたことを追認するような
ニュースが多いが、この件もずいぶん前から
噂としては流れていたので、驚く人も少ないと思う。

ミラーは来年、LCRから、オープンクラスの
RCV1000Rを走らせることになるが、
この移籍についてはHRCが直接関与しており
HRCは3年計画を考えているという。

1年目はオープンクラスでRCV1000Rに乗るが
2年目には、バイクはバージョンアップされ
バイクの名前もRCV1000RからRC213V-RSに変更になり、
2016年の終わりに、ペドロサとの契約が終了すると同時に
ワークス入りする、さらに、メカニックも今から大物がつく
・・・・・という噂のようだ。
(公式発表ではないので、噂ということにしておく)

以前、最軽量クラスチャンピオンのその後は
必ずしも華々しいものではないことを紹介した。
↓    ↓
MotoGP:必ずしも活躍できていない最軽量クラスチャンピオン

中量級クラスがGP250から重量級のMoto2になったことで、
Moto3からの段差が大きくなってしまったことが
原因の一つではないか、と述べたが、
一方でマルケスによると
Moto2からMotoGPへのステップアップは、
より簡単だったという。

そういう意味ではミラーがMoto2を飛び越えて
いきなりMotoGPにステップアップするのは
思ったほど無謀なことではない、とも言える。

また、ヴィニャーレスをスズキに取られた現在
現Moto2ライダーの中に将来の有力選手を見つけにくい
ということもあるだろうか。


少しだけ残念なのは、ミラーのデビューが
ホンダだということだ。

中量級クラスが重量級のMoto2になったことで、
ロレンソのようなコーナリング速度重視タイプが
芽を出しにくくなった、という指摘がある。
    ↓    ↓
Interview: Nicolas Goyon, Pol Espargaro's Crew Chief, On Developing The Yamaha M1 To Exploit The Strengths Of Moto2 Riders

そういう意味では、Moto3出身者にこそ
ヤマハに乗ってほしかったわけだが・・・・

2014年9月17日水曜日

ストーナーも、リヤブレーキは重要だと言っていた


http://www.bikesportnews.com/news-detail.cfm?newstitle=Camier-uses-dirt-track-to-change-riding-style-for-MotoGP&newsid=12953

ニッキー・ヘイデンの代役として
MotoGPに参戦中のレオン・キャミアが
BSNのインタビューに答えて、
ライディングスタイルを
MotoGPに適応させるために
ダートトラックでの練習を重ねている、
と答えている。

キーとなるのはリヤブレーキを有効に活用すること、
でもそれがなかなか・・・とキャミアは答えているが、
これについては、あのストーナーも
自伝の中で(リヤブレーキについて)語っている。

ストーナーは125cc時代に、もてぎで
リヤブレーキの酷使によって
ブレーキディスクがゆがみ、
メカトラブルによりリタイヤした経験を持つ。

確かにリヤブレーキを適切に使うことで
バイクの安定感が増すのは
誰でも経験していることだと思うが、
しかし、オイラたち素人の中で
リヤブレーキがチンチンになるほど
酷使している人間って・・・・・
・・・・ほとんどいないのではないか?

今度サーキット走るときは、
タイムなんてどうでも良いので
リヤブレーキに特化して練習してみようと思う。

まあ、それでストーナーに近づけるかどうかは
よく分からないけれど、、、(^^;;)

2014年9月16日火曜日

Ninja H2は、かなり小さい?

http://www.visordown.com/motorcycle-news-new-bikes/another-glimpse-of-kawasakis-new-ninja-h2/25540.html

相変わらず、全貌がはっきりしないカワサキのNinja H2だが
また、ちょっとだけよ、写真が公開された。

が・・・・・このバイク、乗っている人間と比べて
かなり小さくない??

少なくとも、現行ZX-14Rよりも
一回り以上小さいような気がする。

こりゃ、マジでZX-10RやZX-6Rサイズを狙ってきたのか?

新H2の公開まで、あと半月だ・・・・・・・

2014年9月15日月曜日

MotoGP:2016年のマシンは軽量化される

http://www.asphaltandrubber.com/motogp/grand-prix-commission-lower-bike-weight-software-freeze/

マルケス転倒とロッシの優勝で、
海の向こうは大騒ぎ。

オイラがびっくりしたのは
どこのサイトも見出しに「ロッシ優勝!」
と書いてあっても、「マルケス転倒!」
と書いてあるところは皆無だったこと。

欧州のロッシ人気が、いかに神がかり的か
改めて思い知らされますね。

で、ミサノはともあれ、今後のMotoGPについて
が今日の話題・・・・・


きちんと調べてないので、安易に「史上初!」
と言ってしまうと、あとで恥をかくかもしれないが、
たぶん、ほとんど史上初に近いのは確かだと思う。

2016年から、ファクトリーとオープンという
現在の複雑極まりないルールは改正され、
ファクトリーチームと言えど、
独自ソフトを使うことはできなくなる。

具体的には、2015年6月30日を最後に
ファクトリーチームはソフトのバージョンアップができなくなり
2016年に向けての軟着陸が始まる。

そのため、2016年には現在のオープンクラスは
ファクトリークラスと統合されることになり、
オープンクラスに与えられていたハンディもなくなる。

詳細なルールはまだ決まっていないが
1年で使用できるエンジンは、
ファクトリーの5、オープンの12の中間になるだろう
と言われている。

このように、詳細はまるで決まっていないが
ただひとつ、驚くのが最低重量が160kgから158kgへと
軽量化方向に変えられたこと。

元々、158kgから160kgへの変更は
CRTチームのためにファクトリーの戦闘力を落とす
という名目ではじめられたもので、
CRTチームが消え、オープンクラスだけになった現在
その大義名分が消えたため、とされている。

が、しかし、マシンの最低重量は
引き上げられることはあれ
下げられることはなかったのが
この半世紀のGPの歴史。

やはり、各社共通のソフトなんかでは
160kgの重い車体を350km/hで制御できない
ということなのだろうか?

そんな風に勘ぐりたくもなってくる。

2014年9月14日日曜日

MotoGP:バズは高身長のためにMotoGPマシンに乗れない


http://www.bikesportnews.com/news-detail.cfm?newstitle=Baz%E2%80%99s-height-stalls-Aspar-MotoGP-switch&newsid=12981

富沢が亡くなったミサノに、今年もMotoGPがやってきたが
今回は、レースそのものとは別の話題

以前、ペドロサが体が小さい(=体重が軽い)ために
加速・燃費上で有利になっているから、バラストを積め!
という主張がなされていたことを紹介した。
  ↓   ↓
体が大きい人には分からない

そこで書いた通り、バイクの操縦には
体が大きい方が絶対に有利である
という考えを翻すつもりはないが
しかし、あまりにも大きすぎるのも問題らしい。

現在、SBKカワサキチームで
大幅に株を上げているのが、ロリス・バズ

まだ優勝は無いが、表彰台に8回登り、
ランキングも5位をマークしている。

6位のデイビスとは74点差をつけているため
現在のSBKにおけるビッグ5の一人
ということも出来る。

このバズの来年の動向については
いろいろな噂が出ているが
その中の一つが、MotoGPへのコンバート。

チーム・アスパーから市販のホンダRCV1000Rを駆り
オープンクラスではあるがMotoGPクラスに
参戦するのではないか、ということだった。

だが、運動性を考えて、非常に小さく作られた
ホンダのマシンに、バズの高身長(195cm)が適合できず
乗ることすらできない、という。

チームによるとレオン・キャミア(188cm)でさえ
四苦八苦してマシンを改造しているのに
それよりも高身長のバズに適合させるのは
"incredibly difficult"だそうである。

高身長に対応するには、シート位置を
後方にもってくれば済むのではないかと思うが、
さすがに重心バランスが狂いすぎるのだろう。

高身長のほうがメリットが大きいとはいえ
あまりにも高身長すぎるのも問題ということか?

2014年9月13日土曜日

今日はSWCのキャンプです。

これから出かけてきます。
ということで、ブログはお休み!(オイオイ・・・)

2014年9月12日金曜日

Ninja H2で「川崎重工」のエンブレムが復活



http://www.asphaltandrubber.com/oped/important-kawasaki-h2/

誰か、このエンブレムのことを覚えていた人はいただろうか?
オイラは、きれいさっぱり忘れていた。(^^;)

なんと、川崎重工のロゴとしてずっと使われていたらしい。
カワサキ・リバー・マークというのだそうだ。

日本では有名な川崎重工だが、海外では
バイクのカワサキ以外は、あまり知名度は無い。

Ninja H2の開発には重工の他部門の協力があったことを
プレスリリースでにおわせていたけれど、
これを機会に、重工の存在もアピールしようと思ったか。

他の3社のエンブレムは、ずっと見慣れているけれど、
このマークは見慣れないよねぇ。

オイラ自身が、どこかでカワサキと重工を
別物として区別して見ているせいかもしれないけれど・・・

2014年9月11日木曜日

金属、エンジン焼き付きの驚異

高速四球試験というものがある。

シェル式と曽田式という二つの方法があるが
まあ、似たようなものだ。

試験は、オイルに浸した鋼球を下図のように4個一組で
組み合わせ、上の玉に荷重をかけながら回転させる。



で、何kgfの荷重まで耐えられるか、で
そのオイルの限界性能を試験するものだ。

限界性能を試すのだから、
当然、完全に焼付くまで荷重をかけていく。

その結果・・・・

ついに、こんな感じに焼付いて融着してしまう。

間の部分のデロデロは、
溶けた鋼が固まったものだろう。

4つの球がガッチリ固着していて
何をやっても引き剥がせない。

融着する瞬間、オイルの中に浸っているのにも関わらず
煙がもわぁっと出るので、すごいことになっているのだろう。

こうなってしまうと、この鋼球は
再利用なんてできるはずもないので
使い捨てということになる。

(なので、もらってきました。^^;; )

ま、こんなことがエンジン内でおきませんように・・・・(汗)

2014年9月10日水曜日

復活マチレスのモデルX


http://www.motorcyclenews.com/mcn/news/newsresults/new-bikes/2014/september/matchless-is-back/

日本人のオイラにとっては
マチレス(マッチレス)と言われても、
あまりピンとこない。

そもそも「Matchless=無比の、比べるもののない」
って、すさまじいセンスの名前である。

イギリス人の命名センスというのは
けっこうブッ飛んでいて
軍艦でも
 Victorious:勝利の
 Illustrious:輝かしい
 Invincible:無敵の
 Revenge:復讐
 Repulse:撃退
 Glory:栄光
・・・・おいおい、、、、、(汗)

まあ、軍艦の場合は戦争に使うものだから
まだよいかもしれないが、
バイクの「トライアンフ」だって
誰も気が付かないふりしているが
「勝利、征服」と、ちょっと違いません?
なんて言いたくなる名前である。

与太話はこのくらいにして、
マチレスというメーカーは
戦前のマン島レースなどで名をはせたものの、
オイラがバイクに興味を持ったころには、
倒産して影も形もなかった。

  一応、マチレスを吸収した
  ノートン・ビリヤーズ・トライアンフは
  1977年まで存続しているが
  これをマチレスと考える人間はいまい・・・

70年代後半以降は、
バイクの世界四大メーカーとは
日本のホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ。

レースでも、日本車でなければ優勝できない。

自然とオイラの頭の中では
マチレスなんて単語など
追い出されて消えてしまった。

そういう、オイラにはあまりピンとこない名前だが
ともあれ、モノ好きが命名権買って
復活させたマチレスが出したのが、このモデルX。

S&SのX-Wedge V型二気筒1,916ccを積む
クラシックモデル。

S&Sは、ハーレーのパーツを扱うメーカーで
このエンジンもハーレーのエンジンに準ずる
と考えて、まあ間違いないが、
エンジンの搭載位置がハーレーと比べ、
かなり前方かつ上方にあり、
乗り味は全く違うものになっているはず。

ちょっと驚くのはブレーキ・キャリパーが
フロント12ピストン、リヤ6ピストン。

いや・・・ぜったい、それって
無駄にバネ下重くしてるだけだよ(笑)

とはいえ、最近発表されたロータスの二輪と違い
ヘンテコなシャシデザインではないので
普通に走るだろう。

日本メーカーも、こういうデザインのバイクを
限定生産で出してみたらよいのではないか?

XJR1300とか、W800とか
ベースモデルには事欠かないのだから・・・

2014年9月9日火曜日

Ninja H2=「過給ダウンサイジング」の将来は本当に明るいか?

http://www.asphaltandrubber.com/bikes/glimpse-supercharged-kawasaki-h2/

最近の話題の中心といえば、
なんといってもカワサキNinja H2。

過給エンジンと言えば、80年代ごろ、
特に四輪でブームになったことがあり、
バイクでも少しだけターボバイクが造られたが、
正直なところ使い物にならず、
あっという間に絶滅してしまった。

だが、直噴化+小型タービンを装備した
新世代の過給エンジンは、小排気量化と組み合わせた
「過給ダウンサイジング」により
特に燃費向上という触れ込みで、
四輪の世界では採用車種が増えている。

バイクの場合は、燃費改善もさることながら、
エンジン軽量化による運動性能向上に
注目が集まっている感がある。

各社のフラッグシップの隼やZX-14Rは、
そろそろハーレーのスポーツスターと
同じくらいの車重となり、さすがに重すぎる。

カワサキが過給エンジンの採用に動いたのも
こういう背景からであるが、
しかし過給ダウンサイジングの将来は
必ずしも明るいとばかりは言えない。

まず、過給ダウンサイジングの実燃費は
カタログで謳うほどには良くない、という声が多い。

実際、過給ダウンサイジングの燃費が良いのは
比較的低速で大人しく走行している時だけなので、
この指摘は、あながち間違ってはいない。

また、直噴システムのせいで、
最近話題のPM2.5が大幅に増えている。

これについては、直噴技術の実用化当初から
指摘され続けてきたことであり、
エンジンの専門家が知らなかったでは済まされず
近いうちに規制の対象になる可能性もある。

そんなわけで、今の過給ダウンサイジングは
80年代と同様な運命をたどるとまではいわないが、
何らかの揺り戻しが起こる可能性はゼロとは言えない。

H2が欲しい人は、早めに動いた方が良いかもしれない。

2014年9月8日月曜日

2014 K-TAI

例年、8月に行われるK-TAIですが、
最近はスコールのような夕立のせいで
赤旗中断が増えているため、
今年は9月の開催になりました。

事故防止という観点でK-TAIが
汎用エンジンのみになって以来、
K-TAIの参加台数は減り続け
土曜日の5時間耐久は40台を切りました。


ま、おかげで、オイラたちが使う40番ピットは
土曜日の使用者がいなかったため、
金曜の練習走行中にサインガードの設置をして
そのまま荷物も運びこみ、
おかげで準備が非常に楽でした。

ということで、昔のように
参加抽選があるほどチームが殺到すると
いろんな意味で大変ですが、
ここまで台数が減ると、逆の心配が出てきます。


これが今年のマシン。TONYです。
日曜の7時間はまだ97台の参加台数があります。

今年のチームSWC夏祭りは
代表のRyo君とN君、オイラ
それに追加で参加することになったU元代表
合計4人です。

今年のオイラたちは、かなり真面目にトップ10を
目指して作戦を立ててレースに臨みました。

がしかし、土曜日のチャレンジクラス(オープンクラス)
から有力チームがずいぶん日曜に流れ込んできたらしく
今年のK-TAIはかなり上位のレベルが高かったです。

雨から晴れというドタバタのレースになったにもかかわらず
トップはきっちり136周を決めてきました。
オイラたち、夏祭りチームも
今年はマシントラブルもなく、
127周25位は過去最高結果ではありますが
トップ10は今まで以上に遠い。

ちなみに、オイラ自身のことをいうと
レース後の恒例の夕食の時に
Ryo君たちが話しているのを聞いていてハッと思ったのが
「KARTの走り方でなく、無意識にバイクの走り方をしている!」
ということです。

言うまでもなく、KARTとバイクというのは、
視線の送り方から、荷重のかけかたなど
かなり違っています。

以前、KTマシンを持っていて
カートコースをガンガン走っていたころと比べ
今では、KARTで走るのはSWCのときぐらいで、
バイクで走るほうが、はるかに多い。

特に、マルケスとか、ストーナーとか
オイラの想像を超えたライダーの走りを見て
バイクについて、うんうん悩んでいる昨今
無意識に「サーキットに出るとバイクを思う」
と、体が反射神経的に反応していたようです。

まあ、そんなことで、
次回はちゃんとKARTの乗り方をして
少なくとも昔のオイラくらいには
速くなって出直してきます。

サインガード、給油、メカ、
いろんな形で協力してくれた皆様
ありがとうございました。


無事帰ってきました


ということで、今年のK-TAIも終了です。

今日は遅いし、疲れてるので
報告はおいおいと、、、、

では、おやすみなさいm(_ _)m



2014年9月4日木曜日

明日からK-TAIに行ってます


明日からK-TAIでもてぎに行ってます。

ということで、ブログは日曜までお休みします。

それでは (^^)/



2014年9月3日水曜日

オイラが「たとえストーナーでもマルケスに勝てない」と思うただ一つの理由


ストーナーの自伝を読んでの紹介である。

ストーナーはものごころがつくころから
バイクに乗ってレースを始めた。

豪州では、14歳未満の子供が
アスファルトのコースを走ることを禁じており、
ストーナーは子供用のモトクロッサーで
ダートコースでレースをしていた。

のちにストーナー自身が語っているが、
ダートでのレース経験が豊富だったことから
ストーナーのライディングスタイルは
欧州ライダーに比べ独特なものになった。

しかし、一方で、14歳になるまで
アスファルトのコースを走れなかったため、
ブレーキを残したままコーナーに突っ込むテクニックにおいては
ストーナーは欧州ライダーに大きく劣っており、
これを克服するのに非常に長い時間を要したとのことだ。

おそらく、「速いけどコケる」
という初期のストーナーに対する周囲の評価は
ブレーキを残してコーナーに突っ込むテクニックが
周囲より劣っていたのが原因の一つだと思われる。

豪州キッズレースのタイトルを総なめにしたストーナーだが、
14歳になったときに、アホくさい政争に巻き込まれ
AJRRA(豪州ジュニアロードレース協会)により
ロードレースライセンスの発行を拒否されたことから
イギリスにわたり、その後とんとん拍子で
GPデビューを果たす。

だが、その先、GP125やGP250で
ストーナーがチャンピオンを取ることはなかった。

原因の一つは「速いけどコケる」ことにあったのだが、
ストーナーには、本人も気が付いていない
重大な欠点がもう一つだけあった。

コミュニケーション能力である。

子供のころも学校にはあまりなじめず
「友人はダートコースで得た。」
と言っていたストーナーは
体が小さいこともあり、
いじめっ子の標的になったこともあった。

しかし、「体が小さい」だけで
いじめっ子の標的にされることはない。

だいたいにおいて
いじめっ子とは、極めて卑怯な輩である。

クラスの中で、友人が少なく
助けてくれる仲間がいない人間を狙って
いじめをしかけるものだ。

そんなストーナーがGPデビューを果たした時、
彼の前に立ちはだかった(?)のは
チームのメカニックである。

独特なライディングスタイルを持ち、
データに表れない微細な違いまで感じ取る
ストーナーの言い分を、メカニックたちは理解できず
「ド新人が何を言う。データにはそんな兆候はねぇよ。」
と切り捨ててしまう。

豪州でレースをしていたときは
メカニックと言えば父親であった。

しかも、マシンは中古のオンボロバイクで
セッティングを出すとか出さないとかいうより
ストーナー個人の能力で速く走らせれば
それで表彰台の頂点に立つことができた。

だが、GPはそれほど甘い世界ではない。

中上が、国内GP125で優勝し
MotoGPアカデミーに合格してスペインに渡ったとき
語学の壁のせいで、言いたいことが言えず
非常に苦労したことでもわかるとおり
メカニックとの意思疎通は
レースを勝つための大前提とも言える。

しかも悪いことに「ド新人が・・・」
と言われ続けたストーナーは
人間不信に陥ってしまったようだ。

HRCの中本氏が
ストーナーとマルケスを比較して
「ストーナーは、基本的にこちらの言うことを聞かないが
 マルケスは、非常に丹念に耳を傾ける。その上で
 その意見を受け入れるかどうかを決める。」
と言っていたことにも、その影響が表れている。

HRCに移籍した時のストーナーは
もはや、かつての「ド新人」だとか、
「速いけどコケる」などという評価を脱し
「ロッシも手を焼いたドゥカティを乗りこなした唯一の男」
という、最高の評価を確立していた。

この時点で、ストーナーの言い分を
「お前が間違ってるんだよ!」
などと言える人間なんて、
地球上には誰もいなかったはずなのだが・・・

コミュニケーション能力に欠けるにもかかわらず
二度のワールドチャンピオンを獲得したストーナーは
あるいは、純粋に走る能力だけを比較すれば、
マルケスをも上回っていたかもしれない。

ネットでの書き込みを見ていると
「ストーナーとマルケスの対決を見たかった」
という声は、かなり大きい。

しかし、それでも、
「ストーナーであってもマルケスには勝てない。」
というオイラの結論が変わることはないだろう。


こういうストーナーの性格を考えると、GPの世界は、
彼にとって非常に生きにくい世界だったことは
容易に想像がつくというものだ。

27歳で電撃的に引退してしまったのも
無理からぬことのように思う。

今、オイラが言うことはただ一つ・・・・「お疲れ様、ストーナー」

2014年9月2日火曜日

通勤用グローブを巡る論争(笑)


通勤用にしているグローブに穴が開きました。
嫁は、「そういうのはさっさと捨てなよ~」
というけれど、安全上や操作上問題ないので
まだ使うつもりです。


他にも、このグローブも穴が開いてるけど、
通勤用ということで捨ててません。

オイラのところに来たグローブは
レーシンググローブにしろ
公道用グローブにしろ
古くなってくると当初の用途から引退させ
別の用途に流れ流れていき、
「通勤用」ってのは、
古くなったグローブの最後のご奉公場所。

なので、そもそも通勤用グローブなんて
みんなボログローブばかり(笑)

こんな風に、ホントにダメになるまで
グローブを捨てないので、今数えてみたら
オイラ、14双もグローブ持ってます。(^o^;;)

さて、この場合、正しいのは嫁?それともオイラ? f^_^;;;

カワサキの新型Ninja H2登場間近



正式にはINTERMOT、EICMAで発表されるが、
ティーザービデオが公開されたことから
すでに多くのサイトで取り上げられるなど
現時点で話題性は十分。

もっぱらの噂としては
この前の東京モーターサイクルショーで展示されていた
四気筒スーパーチャージャーエンジンが搭載される、
ということだが、現時点ではあくまでも推測。

・・・・と思っていたら、カワサキが認めたらしい
      ↓      ↓
http://www.motorcyclenews.com/mcn/news/newsresults/new-bikes/2014/august/supercharged-ninja-imminent/

話題になっているエンジンは
ZX-14Rの次期マシンに搭載されると推測されていたが、
次期フラッグシップにH2の名を与えて
センセーショナルにデビューさせる、ということだろうか。

サイトによっては、ZX-10RやZX-6Rの次期モデル?
とか書いているところもあるが、
SBKが過給を認めてないので、その線はない。

元々、川崎重工は、ガスタービンエンジンの開発など
普通のバイクメーカーとは違う技術の蓄積が多く
スーパーチャージャーは、その社内技術の強みを生かしやすい。

H2と聞くと、カワサキの昔のバイクを
思い出す人もいるだろうが
Ninja、という名前で出てくるので、
カウル付の現代的デザインになるはず。

H2は、ホンダのCB750に対抗するため、
Zが登場するまでのつなぎで
H1の排気量アップバージョンとして出したものの
石油ショックのあおりを受けて
早々に生産中止に追い込まれた悲劇のバイクだが、
逆にいえば、それだけに希少価値がある。

また、マッハ系は前輪荷重が極端に少なく
乗り手を選ぶマシンと言われてもいた。

ただし、前輪荷重云々は単なる設計ミスもしくは、
当時のカワサキのシャシ設計能力不足というだけなので、
新型H2は、カワサキのフラッグシップとして
充分な運動性能を備えたものになるだろう。

もっとも、そうすると
「こんなのH2じゃない!」
という声が必ずあがるわけだけど・・

2014年9月1日月曜日

カタルーニャ独立とMotoGPへの影響



http://www.motogp.com/ja/riders/MotoGP

スペイン(エスパーニャ)東部に位置する
カタルーニャ州の複雑な歴史は
日本の歴史教育では、あまり取り扱われていないため、
多くの日本人にとってなじみがない。

元々カタルーニャは
独自のカタルーニャ語、カタルーニャ文化を持っており、
中世のころはアラゴン=カタルーニャ連合王国として
貿易によりかなりの富を蓄えていた。

しかし、1714年9月、第三次バルセロナ包囲戦に敗れて降伏し、
1716年に布告された新国家基本法により
カタルーニャ語の使用が禁じられるなど
スペインへの同化政策が取られてきた。

このような背景からカタルーニャ問題は
政治的には非常に敏感な問題をはらんでいる。

以前、カルロス国王がMotoGPの表彰式の場面で、
あまり気乗りしないロレンソとペドロサを
無理やり握手させたことがあるが、
あれは単なる個人の握手ではなく、
スペイン国王による「スペインとカタルーニャの握手」
という政治的な意味合いが含まれており、
一部で密かな論議を呼んだ。

現在では、カタルーニャには広範囲な自治権が認められているが、
カタルーニャ人の独立への希望は強く、
独立派の運動は、スペイン国内で大きな軋轢を生んでいる。

たとえばここ
 ↓  ↓
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK29H3A_Z20C14A8000000/

現在、MotoGPは各クラスでスペイン人選手が多く、
「スペインのスペインによるスペインのためのレース」
と揶揄される状況になっているが、
実は我々がスペイン人だと思っているレーサーの多くが
カタルーニャ人である、というのは案外知られていない。

代表的な現役カタルーニャ人レーサーの名を挙げると

MotoGP
 マルク・マルケス
 ダニ・ペドロサ
 ポル・エスパルガロ
 アレックス・エスパルガロ

Moto2
 エステベ・ラバト
 マーベリック・ヴィニャーレス

Moto3
 アレックス・リンス
 アレックス・マルケス
 イサック・ヴィニャーレス

などであり、これ以外のスペイン人トップ選手と言えば
ロレンソやバウティスタなど、わずかしか思いつかない。

カタルーニャが近い将来に独立するかどうか
特に情報収集しているわけではないので、
予言することは難しいけれど、仮に独立を果たした場合、
カタルーニャの子供たちが、現在のように
恵まれた環境でレースを続けられるのかどうか?

カタルーニャ問題は、ライダーの国籍勢力分布にとどまらず
非常に大きな影響をGPに及ぼす可能性がある。