2014年9月25日木曜日

RC212V・RC213Vはベドロサベースに開発してるからね

http://www.crash.net/motogp/feature/208952/1/how-big-is-too-big-for-motogp.html

WSBKで活躍中のバズが
MotoGPへのスイッチしようとしたところ、
RCV1000Rに乗るには大きすぎて、
アスパーとの話が破談になった
という話は、ちょっと前に紹介したが、
その問題については、パドックでも
いろいろと話題になっているようだ。

アスパーの言い分はともかく
元々、ホンダのマシンは、800cc化するときに、
コーナリング特性改善を狙って、
極端に小型化されている。

その極端さは、当時のHRCライダーの
ヘイデンが仰天するほどだった。

おかげで、当初、RC212Vは、
ペドロサ専用マシンと言われたほど。

実際、800ccになったときに
ホンダのエースライダーが
ペドロサではなく、ロッシだったとしたら
ホンダは、あそこまで小型化に踏み切れたかどうか?

それ以降、1000cc化されたRC213Vも、
その市販化バージョンRCV1000Rも、
マシンの作りは全体に小さく、
長身過ぎるバズが乗るには、
きつい部分はあると思う。

この問題に関しては、
同じく長身のレオンキャミアが、
燃費規制が厳しい昨今、
長身の人間は、体重によるハンデや
空気抵抗で不利になること
などが大きく効いてしまうため
非常に不利である、と嘆いている。

また、ロッシは、2016年に共通ECUの採用と同時に
現在の厳しい燃費規制が緩和されることで
自分より体の小さいペドロサやマルケスに対して
競争力を回復できる、と期待している。

確かに、現在の燃料規制は
かなりやりすぎの感があるのは事実だが、
一方で、身長が高いと、
ブレーキングやコーナリングで有利となるので、
キャミアが不満をぶつけているような
小さい選手が不当に優遇されている、
というのは、正しいとは言えない。

ともあれ、2016年は、共通ECUに伴って、
燃料規制やエンジン使用数規制が緩和され、
さらにタイヤまでミシュランに変更される。

バイクジャーナリストの和歌山氏が、
語っていた通り、
「バイクにタイヤが付いている、のではなく
 タイヤにバイクが付いている。」
というほど、タイヤの影響は大きい。

メーカーだけでなく、多くのライダーが、
当初、タイヤ特性の違いに戸惑う可能性もあり、
勢力図が変わる可能性も指摘されている。

マルケスに他の選手がつけ入る
すきができるかどうかは、
まだ分からないが・・・

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