2014年9月11日木曜日

金属、エンジン焼き付きの驚異

高速四球試験というものがある。

シェル式と曽田式という二つの方法があるが
まあ、似たようなものだ。

試験は、オイルに浸した鋼球を下図のように4個一組で
組み合わせ、上の玉に荷重をかけながら回転させる。



で、何kgfの荷重まで耐えられるか、で
そのオイルの限界性能を試験するものだ。

限界性能を試すのだから、
当然、完全に焼付くまで荷重をかけていく。

その結果・・・・

ついに、こんな感じに焼付いて融着してしまう。

間の部分のデロデロは、
溶けた鋼が固まったものだろう。

4つの球がガッチリ固着していて
何をやっても引き剥がせない。

融着する瞬間、オイルの中に浸っているのにも関わらず
煙がもわぁっと出るので、すごいことになっているのだろう。

こうなってしまうと、この鋼球は
再利用なんてできるはずもないので
使い捨てということになる。

(なので、もらってきました。^^;; )

ま、こんなことがエンジン内でおきませんように・・・・(汗)

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