2018年8月6日月曜日

MotoGP:ストーナーはたぶんオーストラリアに帰ってしまう


元王者ストーナー、ドゥカティとのテストライダー契約を今季で終了か

ストーナーがドゥカティのテストライダー
及びアンバサダーから降りようとしています。

理由は、年に2、3回しかバイクに乗れないのに
そのために1年中トレーニングするのは
無駄としか思えない、

・・・というのが記者憶測です。

ホンダがストーナーを手放したときに
このブログにも書きましたが、
オイラの見る限り、ストーナーは、
良いテストライダーではありません
    ↓    ↓
MotoGP:ホンダがストーナーを手放した理由を考察してみた

これも以前のブログに書きましたが
    ↓    ↓
オイラが「たとえストーナーでもマルケスに勝てない」と思うただ一つの理由

ストーナーはコミュニケーション能力が
必ずしも高いとは言えず、
いわば絵にかいたような天才肌。

こういう天才を
ホンダはとうとう使いこなせず、
ドゥカティもおそらく同じ。

ドゥカティのマシン開発は
これまでも、これからも
ピロ→ドヴィチオーゾのラインで
行っていくので、
ストーナーの必要性はありません。

したがって、年に2,3回しか
ストーナーにバイクを触らせないのも
当たり前と言えば当たり前。

では、なぜドゥカティが
ストーナーにこだわるのかと言えば、
ストーナーが唯一の
ドゥカティのチャンピオンだから。

ロレンソは半ば喧嘩別れのような形で
来年からはホンダに移籍してしまい、
ドヴィチオーゾは、
(これからも何勝かはするでしょうが)
去年のようにマシン差があるときでさえ
マルケスを倒せなかったことが
明らかになっていますので
ストーナーの価値は、
2年前と比べても上がっているはず。

ドゥカティがアンバサダーとしてだけでも
残ってほしいというのは
そっちこそが本命だからでしょう。

一方、ストーナーは
(ホンダを辞めた時、中本HRC元副社長が
 語ったところによると)
MotoGPマシン開発だけでなく
市販車開発にも関わりたいとの
意向があるようです。

しかし、ストーナーを使いこなせない
メーカー開発陣としては、
ヘタにストーナーに駄目出しされると、
あとが厄介なので、
そういう要望には応えたくない。

たとえば、ロッシは
ENEOSのオイルアドバイザー
に就任していますが、
期待されているのは、CMで
「ENEOSのオイル、すごいぞ!」
と言ってもらうことであり、
オイル開発に口出ししてほしい
と思われてるわけではない。

ロッシであれば、
そんなことは百も承知なので、
普通にCMでポーズ取っていますが、
ストーナーの場合
同じようにCMでニコニコして
「ストーナーが開発した唯一無二のバイク」
なんてやってくれるかどうかは
・・・・・オイラには、分かりません。

それらを考えると、
アンバサダーといっても、
ストーナーが満足する役割は与えられず、
このままストーナーは
オーストラリアに帰ってしまう
ような気がします。

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