http://www.motogp.com/ja/photos/2014/Isaac+Viales+Calvo+Team+INP+FP1
GPの最軽量クラスである旧GP125、
現Moto3チャンピオンのその後は
必ずしも栄光にあふれてはいない。
一つには、ステップアップ先が
まだしも軽量だったGP250から、4気筒600ccのMoto2へと
かなりの重量級に変わってしまったことが指摘されている。
実際、過去10年のチャンピオンの
その後を振り返ってみると・・・
2004年ドヴィチオーゾ
3位(2005)→2位(2006)→2位(2007)→MotoGPへ
2005年ルティ
8位(2006_125cc)→8位(2007)→11位(2008)→7位(2009)
→4位(2010)→5位(2011)→4位(2012)→6位(2013)→6位(2014)
2006年バウティスタ
4位(2007)→ 2位(2008)→4位(2009)→MotoGPへ
2007年タルマクシ
3位(2008_125)→途中解雇(2009)→6位(2010)
2008ディ・メリッオ
8位(2009)→20位(2010)→23位(2011)→22位(2012)→20位(2013)→MotoGP(オープン)
2009年シモン
2位(2010)→14位(2011)→13位(2012)→13位(2013)→23位(2014)
2010年マルケス→ご存知の通り
2011テロル
17位(2012)→7位(2013)→28位(2014)
2012コルテセ
19位(2013)→11位(2014)
2013
ヴィニャーレス
3位(2014)
まだMoto2が無かったころに、MotoGPに行ってしまったのは
ドヴィチオーゾとバウティスタ。
2005年のルティは250ccで3年、中量級に慣れた後
2010年からのMoto2には比較的すんなり移行できたようで
ずっとランキング1ケタを維持している。
しかし、その後がどうにもダメである。
人間サイボーグ(笑)のマルケスは
比較にならないので無視するとして、
やや目立つのは2009年のシモン(初年度2位)だが、
この年はMoto2初年度で、
他のライダーたちも手探り状態だった時。
周囲がマシンに慣れた翌年以降は全くダメ。
ディ・メッリオ、テロル、コルテセも、
どうにも振るわない。
これは、マシン乗り換えの問題もあるだろうが
GP125末期のアプリリア、
去年までのMoto3のKTMのように
事実上唯一のワークスが君臨し、
最も才能豊かなライダーというより
幸運にもワークスに在籍できたライダーが
チャンピオンになる、という
図式が存在したことも関係しているかもしれない。
こういう状態なので、
今年のヴィニャーレスの活躍は
必要以上に周囲の目を引いており、
来年のスズキのシートがほぼ確定というのも
分からないではない気がする。
ちなみに、
ついつい忘れがちだが
ロレンソ、ストーナーは
125ccチャンピオンになっていない・・・・・