2014年8月4日月曜日

ホンダのインライン4は全てを台無しにした・・・・のか?

http://www.bikebros.co.jp/vb/sports/smeisya/smeisya-15/

さて、世間はクラッチローがドゥカティをソデにして
LCRホンダに移籍する、というニュースで大騒ぎ
というところでしょうか。

オイラは、CB1100で通勤です。

さて、バイクの世界には
「ホンダのインライン4が全てを台無しにした」
という言葉があります。

・・・正確に言えば、そう主張する人がいます、かな?

アポロ宇宙ロケットが月に降り立ったころ
日本最大のバイクメーカーが生み出したバイクが
オートバイの歴史を永遠に変えました。

言わずと知れた、ホンダのCB750Fourです。

当時のバイク屋は、水を入れたコップをシートの上に置き、
その状態でエンジンをかけてみせたそうです。

それまでのバイクで、そんなことをすれば
確実に水がこぼれたり、コップがひっくり返ったりしたのですが
CB750Fourは何も起きない。

つまり、それだけ振動が少なく、スムーズなエンジンです
というアピールだったわけです。

このスムーズなエンジンは、当然パワーもものすごく
8000rpmで67馬力を発揮しました。

CB750の登場の結果、それまで繁栄を謳歌してきた
イギリスの二輪産業は一気に斜陽化し
数知れぬメーカーが消えていきました。

オイラの乗ってるCB1100というのは、
言ってみればこのCB750の直系の孫にあたります。

確かに振動は無く、スムーズな乗り味です。

一方、この前鈴鹿に乗って行ったST250Eですが、
80~90km/hあたりの振動はひどく、
ミラーもブルブル震えて、まともに後方が見えない。

100km/hくらいにすると、その振動は収まりますが
それでも、ミラーのブルブルは止まらない。

CB1100みたいなバイクに慣れてしまうと
ST250Eの振動は疲れるし、後ろは見えないし
機械的にもロスが多いし、いいことなど何もありません。

しかし、この振動への態度こそが
「ホンダのインライン4が全てを台無しにした」
という言葉に頷く人か、頷かない人かを分ける
リトマス試験紙なのでしょう。

オイラは、もしかしたら頷く人の方に入っているのかもしれません。

CB1100の方が「快適」なのは認めますし、
たとえば単気筒でもFI化した最新SR400とか、
嫁のCBR150Rとか、単気筒なのに振動が酷くないバイクも多く
ST250Eは、「単気筒なのを言い訳にしたただの時代遅れ」
という主張はエンジニアリング的には全く正しい
・・・ということも否定しませんがね、、、

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