もしもの話だけれど、ケーシー・ストーナーが
ライディング本を出したとしても、自分はたぶん買わない。
なぜなら、ストーナーのやっていることを
自分が真似事でも出来るとは、とても思えないからである。
だが、この本とDVDのセット、『Ride to Win』は
一度見てみる価値がある。
確かに、タイヤとサスペンション、シャシ技術の進歩で
ライディング自体もどんどん進化しており、
ケニーの説く、立ち上がり重視のコーナリング理論も
GPでは今や古い時代のものとされているかもしれない。
だが、素人がリッター市販車を安全に速く走らせるためには
ケニーロバーツの方法論は、いまも健在である。
リーンは短く、早目にバイクを立てて加速に移る。
そのためには何をすべきか、ヒントは彼自身の文章と
写真、それにDVDの動画の中にある。
ケニーは必ずしも親切な解説はしていない。
だから、一度ざっと読んだくらいでは
よく分からない。
だが、繰り返し読み、自分のライディングを振り返っているうち
きっと、何らかのヒントをつかめると思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿