アメリカのサイクルワールドが、10のカテゴリーごとに
その年のベストバイクを選定するTen Best Bikes
今年の選定結果は
Best Standard:Kawasaki Z1000
Best Dual-Sport:Triumph Tiger 800XC
Best Open Streetbike:Ducati Multistrada 1200 S Sport
Best Cruiser:Ducati Diavel Carbon
Best Middleweight Streetbike:Kawasaki ZX-6R
Best Enduro Bike:Husaberg FE570S
Best Motocrosser:Suzuki RM-Z450
Best Sport-Touring Bike:BMW K1600GT
Best Touring Bike:BMW K1600GTL
Best Superbike:EBR 1190RS
となって、日本車はわずか3台の入賞となり
はっきり日本からヨーロッパ、という
流れが浮き出た結果となった・・・・とのこと。
円高のせいで、欧州車と日本車の価格差が減少し
日本車にとっては、大逆風が吹いているのも
日本車苦戦の一つ・・・という解説付。
これを見て分かったのは、なんでBMWが
あんなにも6気筒バイクの開発にこだわったのか、ということ。
アメリカ人の6気筒好きは昔から有名で
ホンダのゴールドウイングにしても
日本の設計チームが、
「バイクのコンセプトからして4気筒の方が適している」
と、主張するのを、アメリカサイドが
「アメリカ人は6気筒を高級と思う。」
と、断固譲らず、その結果6気筒になった、という。
その結果、今年のランキングにも
BMWの新型6気筒が2台ランクイン。
毎年ランクインしていたゴールドウイングを
押しのけるという大金星。
みごと、BMWの狙いは的中、といったところ。
(でも自分にはGTとGTLの区別がよく分からないのだけど・・・苦笑)
いやぁ、ツーリングバイクなんだから
6気筒じゃないでしょ、なんていう正論は
ことアメリカ市場では通用しないらしい。
確かに、日本メーカーはここのところ元気が無い
・・・・・ように見える。
でもたぶん、日本メーカーは、途上国市場を見ている。
1台あたりの利益は大きくても、台数が出ない先進国より
圧倒的に台数がさばけるアジアや南米など。
特にインドでのバイク販売台数は驚異的で
数十万台が1ヶ月のうちに売れている。
今年、販売が開始されたホンダのCBR250Rにしても、
世界全体での販売目標は数万台単位。
もちろん、先進国での入門バイクというより
途上国でのトップモデルとしての期待の方が大きい。
それに、CB1100に乗っていて思うのは
ホンダの技術の凄まじさ。
一見、平凡に見える中のこの凄まじさと品質は
BMWやトライアンフあたりには絶対に無理。
あと、アメリカ人に、この凄さを理解させるのは
・・・たぶん、ムリ。
DucatiのSSなんか、耐久性の点で全く及ばずという気がする。
そういう意味で、そんなに日本のバイク
捨てたものじゃないと思う。
欧州のバイクメーカーと繋がりを持つようになり
そのために、日本メーカーをクソミソにけなしてる
某初心者中年女性ライダーがいて、
憤慨している人が多いようだけど
言ってる内容は全く論理的におかしいし
あまり気にしない方が良いと思う。
Ten Best Bikes 2011
http://www.cycleworld.com/motorcycle_roadtest/ten_best_bikes_2011
Japan vs Europe: 2011 best bikes
http://www.twowheelsblog.com/post/6915/japan-vs-europe-2011-best-bikes
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