http://www.takach.net/pc/TrackBuild02.html
とある友人の最近の経験を元に
全てのライダーに警鐘を鳴らしたいと思う。
多くの峠道で、写真のような減速帯が
設けられているのを見ると思う。
あの減速帯って、グリップを良くする目的で
付けられているのではなく、
あくまで運転者の視覚に訴える目的で「のみ」
設置されている。
中には、ガタガタにして振動を起こさせ、
思わずブレーキをかけさせることを狙った
減速帯もあるが、基本的な考えは同じ。
あれは運転者に「思わずブレーキをかけさせる」
のが狙いであって、事故防止のため
グリップを良くするなどの狙いは一切無い。
なぜ、減速帯のグリップは良くないか
という理由だが、まず以前のオイラのブログを見てほしい。
↓ ↓
アスファルト舗装について調べてみた
アスファルト舗装とは、石油の中のアスファルト分を
接着剤にして、砂利を固めた舗装のことを言う。
施工が簡単な事のほか、「砂利を固めただけ」という性質から
表面はザラザラであり、グリップが非常に良い。
サーキットなどでは、粒の粗い砂利をたくさん使うことで
より表面をザラザラにして、グリップを良くしている。
このような事を頭に入れたうえで
減速帯の話に移ろう。
減速帯は、アスファルトの上にペンキを塗ったものだ。
ペンキなので、そのままだと表面はツルツルで
あまりに危険なので、細かい砂を練りこんで
グリップを補っている。
が、しかし・・・・・・・・・しょせんはペイントなので
許される膜厚には限りがあり
アスファルトが使っているような
「非常に粗い砂利」は使えない。
練りこむことが出来るのは、
細かい砂だけだ。
減速帯は、サーキットと正反対で
細かい砂利だけの路面である・・・ということは、
どう考えてもグリップは良くなるはずがない。
四輪だと、ちょっと滑っても
すぐには事故にならず、かえって
「あ、滑った、怖い!!」
と思わせる効果がある
・・・・なので「安全だ」と施工側は思ってるが
バイクはそうはいかない。
とにかく、減速帯は気を付けることをお勧めする。
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