2015年5月25日月曜日
CB1100からダエグに乗り換えてやらなくなったこと
CB1100とダエグは同じリッターネイキッドですから、
似たようなバイクではありますが、
実際に乗ってみると、結構違うバイクです。
もちろん、ダエグはローソンレプリカであり
カワサキ国内モデルのトップという位置づけで、
そもそもが上にCB1300があるCB1100とは
全く違うわけですが、
そういうイメージや乗り味みたいな話ではなく
もっと具体的なことを言うと、タイヤが全く違います。
CB1100はグリップよりも乗り味や挙動を重視して
18インチの細いタイヤを履いていますが、
ダエグは今時の普通のタイヤで
17インチの、より扁平率が高いタイヤです。
両者のタイヤはグリップの絶対値が違うだけでなく
18インチタイヤの方が地面との接触面が縦長になり
挙動が穏やかになる傾向にあります。
これがどう影響してくるかというと
たとえば砂利が浮いているような
舗装が荒れている道路で違ってきます。
こういう道路に差し掛かっても
CB1100の場合、フロントさえ滑らなければ
リヤは滑ろうがどうしようが放置しておけばよい。
なので、リヤブレーキで速度を調節しながら
リヤが滑っても気にしない、
またはブレーキを解除してやればOK。
多少リヤが暴れても、「ありゃりゃぁ~」
と適当にいなしておけば充分です。
ところが、リヤのグリップが強大なダエグの場合
滑ったリヤのグリップを回復させようとして
ブレーキを緩めた途端・・・
急激なグリップ回復→そのままハイサイド
なんてことにもなりかねません。
特に、砂利で滑っていった先に
普通の路面に出くわして、
そこでグリップ回復したら
ハイサイドの危険性がかなり高くなります。
そんなこともあって、
その手の道に入り込んでしまった場合、
CB1100だとノホホンと呑気に走っていてもよいですが、
ダエグでは、充分に速度を落として
トロトロ走るほかありません。
そういう意味では楽しくないですから
自然、その手の道は敬遠しがちになりました。
ところで、18インチの細いタイヤといえば、
ST250Eがそれにあたります。
ST250Eの場合は、さらに
「軽量な車体」という条件が加わるので
本格的なオフ車には敵わなくても
オンロードバイクの中では
荒れた路面に非常に強いです。
昨今、あちこちのメーカーから
スクランブラーが発表されており、
その多くはベースとなった大型バイクに
オフ向け装備をとりつけたものですが、
実用的にはST250Eこそ
真のスクランブラーかもしれません。
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