2015年5月7日木曜日

盆栽扱いが決定しているRC213V-S

http://www.honda.co.jp/motorcycleshow/

SBKのレギュレーションはFIMのサイトから見ることができる。
↓    ↓
http://www.fim-live.com/en/sport/regulations-and-documents/superbike/

SBKは市販車レースなので、
日、米、EUのいずれかでナンバー取得可能な車両で、
実際に販売されている車両でないと「市販車」とはみなされない。

また、生産台数の規定もあり
細かいことを省略すると1000台の生産が必要となる。

去年、ビモータが生産台数をクリアできなかったために
途中で参加資格を取り消されたので、
このことは多くの人が認識していると思う。

しかし、それだけではなく、
価格の縛りも存在していることをご存じだろうか。

2015年のレギュレーションによると
SBK車両は4万ユーロ以内
ST1000車両は3万3千ユーロ以内
SSとST600は2万ユーロ以内

1ユーロ130円として計算してみると
SBK車両:520万円以内
ST1000車両:429万円以内
SSとST600:260万円以内
ということなる。

この価格条件に抵触してホモロゲ取得できない車両は、
ほとんど存在しない。

せいぜいがMVアグスタが時々発売していた
1千万円超えのスペシャル車両ぐらいであった。

しかし、ホンダのRC213V-Sは、
現時点で価格が2千万とか3千万などと言われており、
どう頑張ってコストダウンしたとしても、
SBKのホモロゲを取得できそうにない。

かくてRC213V-Sは、カワサキのH2Rと同様
参加できるレースが存在しない、

言ってみれば盆栽確定マシン(笑)
ということになる。

現在、SBKホンダは、HRCから何のテコ入れもされず
完全に忘れられた存在になっている。

ホンダとしては
「コンビニの買い出しからサーキットまで」
のCBR1000RRの売れ行きがそこそこ悪くないことから
特にCBRのモデルチェンジの必要性を感じていないし
SBKで勝ちまくる必要性も感じていないようだ。

テンケイト・ホンダの苦境が終わるのは・・・・いつだ?

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