http://www.asphaltandrubber.com/motogp/fim-moto2-spec-engine-tender/
現在、Moto2クラスは、CBR600RRのエンジンをベースに、
レース用に少しだけ各部を変更したエンジンが
ワンメイクとして使われている。
安価に済ませるため、カセット式のギヤボックスとか
そういう便利なものが採用されず、
当初は各チームからブーイングの嵐だったが
とにかく安価なことから、現在は人気クラスになっている。
Moto3が30~50万ユーロかかると言われる中
20万ユーロで1年間戦えるというのだから
人気になるのも分かるというものだ。
しかし、ホンダの発表によると、
2018年を最後にエンジン・パーツの供給が困難になるため、
エンジンを変える必要があるとのことだ。
パーツ等の供給が困難になる、ということは
早晩、ホンダは現在のCBR600RRのエンジン生産をやめる
ということを意味するはずなので
近いうちにCBR600RRは全面モデルチェンジを受ける
ということが予想される。
ドルナとしては、現在のMoto2の形態を変えたくないので
エンジンがホンダから変わるとしても
現在のエンジン・タイヤはワンメイク、という方針は
今後も続けていく事になるだろう。
エンジンが変わるということは
今まで、CBR600RRのエンジンに合わせて作られてきた
シャシやセッティングノウハウなどが
全てご破算になってしまうことを意味する
・・・・・と書いてあるところもあるが
たとえエンジンが変わったとしても
おそらくは並列四気筒のままだろうから
Moto2初年ほどのようなことにはなるまい。
とりあえず、我々に関係ある部分としては
近いうちにCBR600RRがフルモデルチェンジを受けるだろうから
それがどんなバイクになるか、ということだ。
現在SBKでは、1000ccクラスもさることながら
600ccクラスにおいてもホンダの優位は消失している。
去年こそVDマークの活躍でタイトルを取れたが
今年はまた元の木阿弥で、
個人タイトルで2002~2008の7年連続
メーカータイトルで2003~2010の8年連続
を取った頃の勢いはない。
ここでホンダが「コンビニからサーキットまで」
という開発方針をかなぐり捨てるのか、
それとも、今の延長線上で良しとするか。
Moto2よりは、そちらの方に注目したい。
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