http://www.honda.co.jp/WGP/spcontents2014/asianokaze/08/
カタールで幻とはいえ2位を獲得して以降の
中上がさえない。
あまりの不振ぶりに
「このままじゃ、来年のステップアップも
白紙に戻るんじゃ・・・・」
なんて書き込みがツイッターを賑わせるほど。
とはいえ、別にこの不振は想定外ではなく
去年、このブログで書いた通り
↓ ↓
2015年のために2014年をドブに捨てた中上
なので、中上がスランプに陥っているわけではない。
チームの能力のハンデによるものだ。
我々としてはチームアジアのレベルが
せめてイタルトランスに追いつくのを待つしかあるまいが、
それはいつのことだろう。
チームアジアがレベルアップしている間
他のチームが立ち止まって、待ってくれるわけではない。
そういうことを考えると
「どんな状態のマシンでも
ライダーがその状況に対応して走れるように順応していく、
ということが狙いです。」
http://www.honda.co.jp/WGP/spcontents2014/asianokaze/08/
という岡田監督の言葉は、なんとも苦しい
チームアジアの台所事情を伝えているとしか思えない。
つまり、ライダーがセッティング変更の必要性を感じて
ピットインしてきたとしても、チームとしては
よいセットアップを見つけてあげることができない。
それよりは、今のセッティングのまま
走り方を工夫してもらう方が良い
・・・・ということだ。
たしかに、近視眼的には
そのほうが良い結果を残せるかもしれない。
しかし、その「結果」というのは、
25位だったのが20位になれた、
という程度の「良い結果」であって
優勝を狙うチームのそれではない。
それに、これでは、チームアジアとしての
データや知見の蓄積につながらないのではないか。
そんなことは百も承知のはずの岡田監督が
このような方針を打ち出さざるをえない、というのは、
チームアジアの置かれた立場や周囲の目が
かなり悪化しているということなのだろうか?
中上がセッティング能力に特に秀でていれば
チームの能力差をある程度補うこともできようが
中上が世界に旅立つとき、師匠の本田監督が
「課題はセッティング能力」と言っていた通り
中上のセッティング能力は
必ずしも他を圧倒して秀でているわけではない。
ともあれ、せめて我々ぐらいは
中上を見放さないようにしよう。
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