2018年7月9日月曜日

白バイと油温


https://response.jp/article/2018/07/09/311690.html

上のリンクの記事で
白バイ仕様は通常モデルと
何が違うか・違わないか
について話題にしています。

それについて思う所を一つ。

エンジンオイルの寿命は?
と聞かれても、
そんなものは運転条件その他で
全然違うんだから
一概に言えるかっ!

が、正解・・・というのは
まあ、このブログの読者であれば
もう常識以前のお話でしょう。

実際のところ「運転条件」で
オイル寿命がどのくらい違うかは、
多くのデータがあります。

オイラも目にしたことがありますが
(話せることと話せないことがあるので)
内容をごくかいつまんでご紹介すると・・・

一つの極端な例は「パトカーモード」
これは交通取り締まりの
白バイやパトカーを想定した
運転モードで
全開運転とアイドル停止を
繰り返す運転モードです。

その正反対のものは、高速道路を
淡々と80km/hで走り続けるモード
なんてものもあります。

両者でオイル寿命は
どのくらい違うか?

特に真夏のパトカーモードと
真冬の高速道路モード
なんて比較をしますと、
両者のオイル寿命は
もはや10倍の差じゃきかないほど
大きく違います。
(具体的な数字は言えませんが・・・)

その理由は簡単で
全開運転で油温が上がった後に
アイドル停止(=無風)
なんてことをすれば、
油温が猛烈に上がるからです。

しかも、アイドリングのような
極低回転というものは、
実はオイルには厳しい条件です。

そういう意味では、
常に風が当たっている
サーキットの方が
負荷こそ高いものの
エンジンは回ってるし
油温上昇だって限定的。

かくのごとく、
白バイの運転条件は
過酷を極めます。

オイルを短期間で交換すれば
マシンへの影響は
限定的かもしれませんが、
そういうことをしているとも
思えません。

以前に聞いた話ですが
某警察車両は、4stなのに、
まるで2stのように
マフラーがオイルべっとりだった
というのを見た人がいるとか。

最近はファン付水冷が
バイクでも一般的になったので、
昔の空冷バイクよりは
ずいぶんマシでしょうが、
それでも厳しい事は同じ。

こういう「パトカーモード」
に対応するために、
マシン側で出来ることは
ファンを強化し、かつ、より低温から
ファンが動き始めるように
ECUを設定変更すること。

またラジエータやオイルクーラーを
大型にすること。

脇道で、獲物を狙ってる
白バイを見かけたら、
巨大なラジエータを装備し
ファンが盛大に回ってるはず
・・・と予想しますが
だれか確認した人っています??

オイラは、白いバイクには
まるで関心がないので
確認したことはありませんが・・・(^▽^;)

0 件のコメント: