2018年7月8日日曜日

昨今は悪女の敷居も下がっている/『痴人の愛』とバイク

梅雨明けした関東にいると、
あまり実感がありませんが
西日本の皆様
ご無事でしょうか。

オイラは、今、
信頼性工学で茹ってます。

え~と、だれか、特にFMEAやFTAを
サービス信頼性に適用する
という話に詳しい人いません?



さて、それはともかく
出張のお供で買った本。
谷崎潤一郎の代表作です。

勢いで買ったんですが、
これ読むの辛いですねぇ。

『痴人の愛』といえば
誰もが知っているとおり、
悪女で身を亡ぼす男の話。

この小説の解釈については
いろんな所で、いろんな人が、
いろんな事を言ってますが、
「悪女で身を亡ぼす男」という
分かりやすそうな主題は
その後も、多くの作者によって
取り上げられています。

バイクにも悪女と優等生が・・
と言われることがありますが、
最近のバイクでいえば、
痴人の愛のナオミレベルの悪女は
もはや存在しえない。

それに伴ってなのかどうか
ライダーの方も、昔と比べ
変わってきているように思います。

たとえば、少し前の
ヤマハMT-01。

「鼓動」をキーワードに
「なんか変なバイク」を目指した
とオイラは最初受け取りましたが
乗ってみると意外に普通。

もう少し何かあっても・・
と言っていたら
「そんなことしたら売れない」
と知人に言われました。

また、CB1300についても
「乗れるものならの乗ってみろ!
 という感じ・・・」
と書かれているのを見かけましたが
CB1300は、ホンダがある意味、
総力を挙げて
乗りやすく作ってますので
乗ってみると安楽極楽そのもの。

でも、一部のライダーには
車重の重さが
「乗れるものなら乗ってみろ」
と感じられたのかも知れません。

そんな時代ですから
今では悪女の敷居もずいぶん下がっていて、
昔なら優等生とか良妻賢母とか
評価されるはずのバイクであっても
ナオミ扱いをされる、ということでしょうか。



そういう今なら、こいつなんか
悪女中の悪女に違いない(笑)

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