2016年12月15日木曜日
パルスジェットのバイクは魅力的だが・・・・
http://silodrome.com/maddox-pulsejet-cycle/
http://motomoto.hatenablog.com/entry/2016/12/14/064855
ジェットエンジンの形式には
いろいろなものがあり、
ラムジェット、ターボジェット、ターボファン
ターボプロップなどがあります。
ガソリンエンジンに例えると、
・超高回転型エンジンがラムジェット
・高回転型エンジンがターボジェット
・低回転型エンジンがターボファン
・超低回転型エンジンがターボプロップ
と説明すれば、それぞれの特性は
なんとなく分っていただけるでしょう。
現在のジャンボジェットなどは
全てターボファン、
小型機はターボプロップ
の採用が多いのは、そのためです。
研究中のものには
スクラムジェットというのがあり
これは超超高回転型。
でも、こんなエンジン
あまりに超超高回転型すぎて
普通の使い道はないっすよね。(^^;)
え?パルスジェットがないって?
パルスジェットエンジンというのは、
ちょっと違う位置づけにあります。
パルスジェットエンジンは、
きわめて原始的なジェットエンジンで
構造は簡単ですが、
燃費は悪く、パワーもない。
おまけに音も五月蠅い。
どこをとっても完全に
時代遅れのエンジンです。
ただ一つだけ良いことがあって
普通のジェットエンジンは
連続的に燃焼するので
エンジン内部が高温になり
耐熱性の高い材料を使わないと
いけないのですが、
「パルス」ジェットは
ポン・ポン・ポン・・・
と断続的に燃えるので
エンジン内部が
さほど高温にならず、
そこまで高価な材料でなくても
エンジンを作れます。
さらに構造も簡単なこともあって
安価であり、制作が容易、
という点がメリットです。
ちなみに、あのY2Kが搭載してるのは
ターボシャフトエンジンで
これはターボプロップの変形型。
そのため、上の写真のバイクは
やたらに派手な形のエンジンが載ってますが
速さや燃費などの実用性能では、
Y2Kには遠く及びません。
しかし、はるかに安価なはずですし、
メンテも素人が手を出せるレベルのはず。
一方、Y2Kは、非常に高価だし、
メンテは・・・かなり大変。
そういう意味では、
非常に魅力的なバイクなのですが、
でも・・あまりの騒音で
公道走れないそうなので
量産は無理ですね・・・
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