2015年12月9日水曜日
ホンダのオフロードスクーター生産決定?
http://goo.gl/SKJ1RX
http://goo.gl/rSbr8A
以前から、欧州ではオフロードモデルは
スポーツモデルと位置付けられていた。
パリダカの商業的成功もそれを後押しし
ホンダのアフリカツインXRV750も評判を呼んだ。
パリダカは、長距離のラリーレイドなので
軽量小排気量のモトクロッサーよりも
アフリカツインのような大型モデルが
戦闘力を発揮する。
また、これらのモデルは大型のため、
体の大きい欧米人でもゆったりと乗れるため、
ロングツーリングにも有利。
現在は、欧州でも
バイクが乗り入れできる未舗装路は減り、
これらのモデルのオフロード走破性は
その実力を発揮する場を失いつつあるが
ロングツーリング用として
オンロード性能に軸足を移しながら
今もヒットを続けている。
こういう状況もあって、
なんちゃってオフロードモデルも含め
デュアルパーパスと呼ばれるバイクの開発は
今、まさに花盛りである。
昨今、この分野での絶対的王者は
BMWのR1200GS。
各社がこの市場に食い込むために
大型デュアルパーパスを販売しており、
出遅れた形の日本メーカーも
ホンダがアフリカツイン、
ヤマハがスーパーテレネを復活させ、
スズキもSV1000のエンジンを使って
V-Strom1000を開発したが、
今のところ、BMWの優位は揺らいでいない。
この過熱する分野に、とうとうスクーターも本格参戦する
・・・・かもしれない。
ホンダがミラノショーで発表した
オフロード・スクーターである
シティ・アドベンチャー・コンセプトだが、
ベースとなるのはNX750の、というより
インテグラのシャシとエンジン。
オフロード風スクーターというのは
以前からもいくつか販売されたことはあったが
いずれも小排気量モデルで、
大型スクーターというのは、あまり聞かない。
ベースモデルはすでに存在するから
生産自体はすぐに可能だとは思うが
ホイールの小さいスクーターでは
オフロード走破性はあまり期待できない。
そういう意味ではまさに
「なんちゃってオフロード」なのだけど
しかし、昨今は実際のオフ走行能力より
「オフ車」というイメージで売る時代。
また、世の中には普通のモーターサイクルには
興味がない「スクーター乗り」という人も多い。
こういう人たちにも、オフロードの雰囲気をもったモデルを!
ということなのだが、ホンダの生産決定?の予測報道は
やはり、市場から好意的に受け止められている、
ということを反映しているのだろう。
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