http://www.nikkeibp.co.jp/lab/jidounten2016/index.html
自動運転の研究が加速している。
日経新聞でも、いくつか特集が組まれている。
日経BPから『自動運転の未来2016-2020』
という本も出たようだ。
これについての一般消費者の声も好意的・・・らしい。
確かに、運転が好き、という人でもなければ
ぼんやりしているうちに目的地まで連れて行ってくれる
というのだから、楽ちんなことこの上もない。
しかも、公共交通機関と違い
乗り換えなどの煩わしさもなくなる。
ただし、自動運転については
事故が起きた時の責任の在り処が問われている。
たとえば、歩行者が車道に飛び出してしまった時、
乗員を守るために、そのまま走り抜けるのか
歩行者を守るために急ハンドルを切って
乗員を危険にさらすのか、
・・・その問題の答えは得られていない。
また、システムが誤作動した時にどうするか
についても、議論はまとまっていない。
そういう意味では技術の問題よりも
法律や社会通念との整合性を取るのに
時間を要すると考えられるので
数年以内に全面実用化ということはないはずだ。
だが、時間軸を20年、30年・・・という単位で見てみると
確実にそういう時代はやってくる。
そういう時代になったとき、
人間が運転する車両が公道走行を認められるのか?
たぶん、それなりに長い過渡期が設けられるだろうが、
その過渡期が過ぎ去ったときには、
自動運転車両以外は、公道から締め出されるかもしれない。
たとえ法律で禁じられなくても、
保険金額が、ありえないくらいに高額になって
事実上走れなくなる、という可能性だってある。
バイクなんて、もっとアウトだ。
もしかしたら、自転車でさえダメかもしれない。
現在、「馬」は自転車などと同じ「軽車両」とされ、
公道走行が認められている。
しかし実際には、限りなく公道から締め出されているようなもので
馬術場など、限られた場所でしか楽しむことができない。
来たるべき時代には、バイク(そして自転車も)は、
サーキットなど、クローズドコースでのみ乗る物になり
現在の馬と同じ扱いになるのかもしれない。
できれば、オイラの生きてる間には
そんな時代が来ないでほしいが・・・
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