年寄りの昔話とか、幻想と言われればそれまでだが、
80年代は、バイク乗りの間にある種の連帯感があった。
たとえば、追い越しをかけるときも
相手を路傍の石であるかのように
ギリギリの間隔で追い越しをするようなことはせず
きちんと車間をとって追い越しをかけた。
そもそも、道路交通法にも
追い越しをかけるときには適正な車間を維持する
というのは明記されている。
が・・・・最近は、そういう連帯感みたいなものは希薄だ。
今日も、オイラとスクーターの間のわずかな隙間を
ぎりぎりの間隔で抜いていくCB1300SFがいた。
ライダーを見ると、若いニイチャンだった。
こういう、他のバイクを路傍の石としか思わない輩を
同じバイク乗りという連帯感で見ることは不可能だと思う。
前にも書いたことがあるが、全体としての日本の交通マナーが
今よりも過去の方が良かった、などということはない。
しかし、バイク乗り同士のマナーというものは
確実に悪化している。
かつてあったバイク乗り同士のピースサインが
いつのまにか廃れてしまったのも
ある意味、無理もない話だという気がする。
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