バウティスタは良い奴だ、
と、もっぱらの評判である。
スペイン国内の人気も、ペドロサを上回るらしいし、
もてぎに出かけた某バイク用品店の店員も
好人物ベスト3に挙げていたほどだ。
250ccでのチャンピオンこそ取れなかったが、
125cc、250ccでの活躍は誰もが知っている。
そのバウティスタが、スズキワークスを一人で支え
孤独な戦いを続けている。表彰台に登ることも無いが
かつてシモンチェリを相手に一歩も引かなかったあの姿を思い起こせば、
彼の実力はこんなものではない、と、誰もが思うはずだ。
そのバウティスタが、大混乱のもてぎで
一時3位を走る快走を見せた。
意地の悪い見方・・・いや公平な見方をすれば
ストーナーがコースアウトし、
ドヴィチオーゾ、シモンチェリ、クラッチローが
ペナルティを受け、
ロッシが開始早々に消えたからに過ぎない
ということも言えるだろう。
だが、スズキワークスといえば、かつてはバリー・シーンが走り、
ケビンシュワンツが神がかった操縦を見せた、あのスズキワークスなのだ。
がんばれ、バウティスタ! いつか栄光に手が届くように祈る。
モトGP『バウティスタ:飴がもらえなかった子供みたい』
http://gp.lachirico.com/2011/10/05/motogp-439/
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