マルコ・シモンチェリの事故によるロッシの憔悴の様子が
ネットで話題になっている。
中には、ロッシがこのままレースを止めてしまうのではないか
と心配している声も多いようだ。
だが、一言言いたい。 「騒ぐな!」
昔、四輪で猫を轢いたことがある。
そのとき、「あ、今、頭蓋骨がつぶれた」
という感触が、これ以上ないほどリアルに
手に伝わってきたことを覚えている。
それはまるで、自分の手で直接、
猫の頭蓋骨を砕きつぶしたような感覚で
それからずいぶん時間がたった今でさえも
その時の感覚をまざまざと思い起こすことができる。
ボンクラな自分が四輪に乗っている時でさえそうなのだから、
ロッシがあの時感じとってしまった感触は
恐ろしいほどリアルな感覚として残っているし、
これからも残り続けるはずだ。
この一件でロッシを責めるものは誰もいないし、
むしろ心配する声ばかりだろうが、
あの手の感触は、そんな事ぐらいで和らぐほど
ぼんやりしたものなどではない。
騒いで、Ducatiチームに問い合わせしたり
ロッシ頑張れ、なんて言ったりするのは止めるべきだ。
そんなことで、何かが改善することは無い。
だいたい、ロッシは充分に頑張っている。
第三者に出来ることは、ただ、ロッシをそっとしておくことだけだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿