2011年10月23日日曜日

シモンチェリの事故


言ってもしかたないことは、
言わずに黙っていた方がよいかもしれない。

だが、今回のシモンチェリの事故から
少しでも教訓を得るために
何か言えることはあるのかもしれない。

事故はセパンサーキットの11コーナーで
シモンチェリがフロントタイヤからスリップダウンし、
そののち、シモンチェリの体が
バイクの下に入り込んでしまったことから、
バイクが起き上がり、タイヤグリップが回復してしまったため
本来ならそのままアウト側にコースアウトするはずのバイクが
シモンチェリを引きずったままイン側に切れ込んできたために起きてしまった。

転倒直後、シモンチェリが転倒を回避しようとあがいたのか
それとも、何もせず、滑って行くつもりだったのに
運が悪くバイクの下にもぐりこんでしまったのか、
決定的な映像は公開されていないので、全ては謎である。

ただ、我々ド素人ライダーに言えることがある。
不幸にも転倒してしまったら、あがいたりせず素直にコケよう。
そして、コースのアウト側に、ごろごろと転がって行こう。
命より貴重なバイクなど、ありはしない。

そして、もっと重要な事だが、サーキットでさえも死ぬ時は死ぬのだ。
ましてや公道においては、死の危険はもっと高い。
公道にはランオフエリアもなく、メディカルセンターもない。
それどころか、対向車なんてモノもいる。
こんなところで事故を起こしたら、まず助からないと思った方が良い。

全てのライダーが、そのことを胸に刻み込むことを望む。



追記
一部誤りがありましたので訂正します。
誤:シモンチェリがリヤタイヤからスリップダウンし、
         ↓
正:シモンチェリがフロントタイヤからスリップダウンし、

なお、その後のいくつかのサイトによると
シモンチェリはスリップダウンの後、
態勢を回復しようと試みていたそうです。



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