2013年の国内バイク(新車)販売台数が出ている。
以下の表で、最初の数字が2013年の販売台数
カッコ内が2012年の結果、そのあとの数字は
2012年に比べての増減を示す。
小型二輪(251cc~)
ホンダ 17,448 (16,717) +4.4%
ヤマハ 7,516 ( 5,966) +26.0%
スズキ 6,777 ( 5,417) +25.1%
カワサキ 10,481 (11,184) -6.3%
その他 23,067 (21,431) +7.6%
合計 65,289 (60,715) +7.5%
軽二輪(126cc~250cc)
ホンダ 20,691 (18,446) +12.2%
ヤマハ 11,091 ( 9,017) +23.0%
スズキ 7,466 ( 6,659) +12.1%
カワサキ 11,176 ( 5,440) +105.4%
その他 5,017 ( 5,744) -12.7%
合計 55,441 (45,306) +22.4%
統計上は251cc以上を小型二輪というのだが、
この言い方は明らかに語弊があるので
以後は中大型ということにする。
2013年の新車販売台数は中大型が+7.5%
軽二輪に至っては+22.4%の大幅アップ
軽二輪急増の理由はカワサキで
なんと前年度比倍増というすごさ。
明らかにNinja250とZ250の新車効果だが
ここまで凄まじい新車効果は珍しい。
このカワサキの動きに触発されたように
国内各社とも売り上げを伸ばしているが
特に好調なのがこれといって新車のないヤマハ。
前年度比で2000台、23%アップした理由は全く不明。
もしかしたら、MT-09やMT-07などの問い合わせで
来客数が増え、そのため250ccの売り上げも増えたのだろうか?
一方、その他(輸入車)が売り負けているが、
KTM・200Dukeの新車効果の反動だろう。
輸入車で250ccクラスというと
200Dukeを除けば、ほとんどがスクーター。
スクーターのブームが終わった現在、
ここが苦戦するのはしかたがない。
また、中大型に目を移すと
カワサキがW800の新車効果の反動で
売り上げを落としているのに対し
ヤマハとスズキの増加ぶりがすごい。
ヤマハはBOLTとTMAXの新車効果があるが、
正直、そこまで売れているような気がしないし
スズキも隼国内仕様効果?と推測してみたが
本当なのかどうかはよくわからない。
一方で、ここのところ新車ラッシュが続くホンダは
とりあえず前年度比プラスとはいえ+700台程度
ヤマハとスズキの増加ぶりのおかげで
シェアを1%近く落とすことになった。
(27.5%→26.7%)
例の700cc三兄弟やCB1100のモデルチェンジで
2014年に勝負をかけてきているだろうから
これからの反攻が注目される。
今は第三次バイクブームと、
少し前に某役員が発言したことが話題になったが、
日本経済新聞にも「最近バイクが売れている」
と、記事にされたとおり、126cc以上の合計で
2012年の10万台そこそこから2013年は12万台へと増加。
「バイクブーム」とまで言うのは大げさとしても
明るい兆しなのは間違いない。
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