2019年6月28日金曜日

ブレーキフルードの劣化はまだ完全には分かってない



オイラはブレーキフルードについては
完全に素人なので、
専門家の説明を聞いてみました。

(そのため、間違っている部分が
 あるやもしれません)

今に至るも、フルードの劣化機構の全貌は
ちゃんとわかってないらしい。

それゆえ、寿命もよく分からない。

今のところ分かってきているのは、
公道走行程度の状態で
連続運転だと数百時間はもつ。
(良いフルードの場合です)

サーキットは当然1桁下ですが・・・

しかし、フルードの劣化って
運転していない時に
空気中の湿気を吸湿して
それで劣化するという部分があります。

吸湿するレベルは、
湿度や気温などでかなり違うため
一概にこのくらいとは言いにくい。

しかも、フルードの劣化を
難しくしてるのは泡の存在です。

泡が出来てしまったときに、
ブレーキレバーを握っていくと、
泡はだんだん小さくなっていく

・・・・と思ってますよね。

全 然 違 い ま す。

泡がつぶれる様子は
風船が破裂する感じに近く、
いきなりパンと潰れます。

風船が破裂するときのエネルギーが
かなり大きいというのは
オイラたちにも理解できますが、
これと全く同じことが
フルード内の泡にも起こっています。

この、泡が消滅するときのエネルギーを
温度に換算すると、1000~4000℃くらい
というから驚きます。

つまり、泡が発生している状態で
ブレーキをかけてると
泡のあった部分だけが、局所的に
急激に劣化していってしまいます。

泡があると、ブレーキのタッチが
悪化するのはもちろんですが、
フルードの寿命にも影響します。

これを聞いた時には
やはりフルードはマメに交換!
と強く思いましたね。

他にも、ブレーキをいきなりガバッと
かけたりすると、フルードの圧が
均一にならず、局所的に高圧になり
これによっても局所劣化が起きます。

したがって、
下手くそほどフルードの劣化は早い
という可能性もあります。

・・・とまあ、話を聞いてみると、
フルードの世界もいろいろ難しいなぁ
と思った次第です。

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