今回の地震では死者ゼロ、
停電も今日のうちに復旧
・・・で、間違ってませんよね。
避難された人の話では
「準備・訓練が生きた」
ということだそうで、
備えておけば、被害を減らせる
可能性があるということです。
昨今の日本、次はどこ?
という感じになってますし。
SNSでは、某原発(停止中)の
近くに住む人の話がアップされてましたが、
やはり福島の事が頭をかすめたそうです。
さて、最近、明るい話がありませんが、
今日は完全な余談です。
「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」
というのは、マッカーサーの引退演説で
有名になったフレイズです。
だんだん、オイラも、老兵が云々という言葉が
気になるようになってきました。(汗)
この言葉は、元々は米軍内部で歌われていた
「Old Soldiers Never Die」
という歌が元になっており、
口伝で伝えられているために
多くのバージョンがあるようです。
以下の歌詞は、あくまでそのうちの一つです。
There is an old cookhouse, far far away
Where we get pork and beans, three times a day.
Beefsteak we never see, damn-all sugar for our tea
And we are gradually fading away.
Old soldiers never die,
Never die, never die,
Old soldiers never die
They just fade away.
Privates they love their beer, 'most every day.
Corporals, they love their stripes, that's what they say.
Sergeants they love to drill. Guess them bastards always will
So we drill and drill until we fade away.
Old soldiers never die,
Never die, never die,
Old soldiers never die
They just fade away.
これを日本語訳しようとすると
困難を極めます。
なぜかというと、米軍内でのみ
通用するような隠語、俗語などが
大量に混ざりこんでいて、
その言葉の通りに解釈できないからです。
サイモン&ガーファンクルの
スカボローフェア(Scarborough Fair)で
パセリ、セージ、ロズマリー、タイム
の隠語の意味を知っていると知らないとで、
歌詞の解釈が異なると言われていますが、
こっちの歌は、解説してくれる人が皆無。
しかたないので、そういう話を無視して
無理やり直訳してみると、
はるか遠くにある古い炊事場。
俺たちは一日三回、豚と豆を食う。
ビーフステーキは見たことない。
紅茶にゃ砂糖も入ってねぇ。
そして俺たちは少しずつ消えていく。
老兵は死なず、死なず、死なず。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ。
二等兵は毎日ビールを飲みたがる。
伍長が好きなのは階級章。自分でそう言ってる。
軍曹は訓練が大好きで、奴らはいつでもそうなんだ。
だから俺たちは毎日訓練、消え去る日までずっと。
老兵は死なず、死なず、死なず。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ。
直訳したところで、理解できないのは同じです。
勝手な解釈ならできるでしょうが。
他のバージョンでは
Old soldiers never die,
never die, never die,
Old soldiers never die.
They just fade away.
Young soldiers wish they would,
wish they would, wish they would,
Young soldiers wish they would,
Wish they'd fade away.
とあって、後半のフレイズでは
「若い兵士は連中が消えてくれることを願う」
とあります。
これをもって、戦闘で先陣切って戦うのは
若い兵士で、古参兵なんかじゃない、
という若者の気概を示した歌である
という説があるようです。
そして、マッカーサーは、
「若い時にそうやって歌っていた私も
いつの間にか古参兵になってしまった
だから潔く消えゆくのだ。」
と語った・・・らしいです。
(あくまで一説です。)
一方、この「老兵は死なず」関係には
別の逸話もあって、
第二次大戦後、米軍は旧式の軍艦と
接収した旧日本軍の軍艦を対象に
ビキニ環礁で原爆投下実験を行っていますが、
その中の戦艦ニューヨーク(たしか・・・)
に「海の古強者は死せず」と落書きがあった
ということだそうです。
この逸話からすると、「老兵は・・・」は
必ずしもマイナスの意味ではなかったのでは?
と思っていますが、確かなことは分かりません。
いつの間にか、我が家のバイクたちも
一番新しいダエグでさえ2010年モデルで
もう9年前のバイクです。
ドカSSは2005年12月納車だったので
もう13年半になります。
オイラだけでなく、バイクも
老兵になり始めています。
「老兵は消えゆく」のではなく
「海の古強者は死せず」
でいきたいものです。
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