2017年6月14日水曜日
ミシュランのおかげでMotoGPがつまらない
https://goo.gl/GnpPD1
今日は、前に書いておいた話で
お茶を濁します・・・
タイヤがミシュランになったせいで、
ここのところ、MotoGPがつまらないですね。
昔からミシュランタイヤは
ピンポイントで合えば
凄まじい能力を発揮するけれど、
その範囲が極端に狭く、
ポイントを外すと
とても走れたものではなくなる
と言われていました。
そのため、在りし日のミシュランは
フリー走行で得たデータをもとに
土曜日中にタイヤを急きょ製造して
主要チームに渡す
なんてこともやっていました。
当時、ロッシは、それが分かっているので、
フリー走行や予選ではタイム出しなどせず、
あくまでもデータ取りに徹し、
日曜に備える、なんてことをしてました。
予選では後方だったはずのロッシが
決勝で圧勝するのを見たメディアが
そのことについて質問すると
「朝のフリー走行で、良いセッティングが
みつかったんだよ。」
なんて煙に巻いていましたが、
実際は全部ロッシの計算のうち。
同じころ、ストーナーは、
ミシュランの陰謀を唱えてましたが、
陰謀ってよりは、ミシュランの特性上
しかたがなかったのではないでしょうか。
コスト削減が求められる時代になって、
木曜日に持ちこんだタイヤだけしか
使えない、というレギュレーションになり、
急造タイヤの持ち込みができなくなると、
ミシュランはブリヂストンに勝てなくなり
GPから撤退していくことになります。
2015年でブリヂストンが撤退し
後釜という形で
MotoGPのタイヤ供給を引き受けたのは
そのミシュランでしたが、
守備範囲が極端に狭いというのは
依然としてそのままです。
去年から、前戦優勝者が
なぜか次戦では後方に沈む
なんてことが頻発していますが
明らかに原因はタイヤ。
こういうのを「面白い」
という人もいるでしょうが、
おいらはそういう
ヘタなドラマみたいな展開が見たくて
レースを見ているのではありません。
そもそも、トップライダー同士の
丁々発止のバトルって
今年はほとんどありませんね。
唯一の例外がイタリアでの
ヴィニャーレスとロッシですが、
たとえば、マルケスとヴィニャーレスが
バトルする姿は見られていません。
ミシュランタイヤが
ヤマハ、ホンダ、ドゥカティの
どのマシンに適応するかが
レースごとに違うせいなので
今後とも、そういうバトルは
起こりえないかもしれません。
特にヤマハのように
コーナリング速度に強みを持つマシンは
タイヤがダメだと急減速。
ブリヂストンのように、守備範囲が広い・・・
というか常識的な範囲を持つタイヤだったら
今頃、ランキングでは
ヴィニャーレス独走中だったかもしれませんが、
その代わり、見ごたえのあるレースが
何回もあったと思います。
去年も去年で
ハードタイヤが機能する場では
ロッシとマルケスが、
ソフトタイヤが機能する場では
ロレンソが速い、
という傾向が言われていました。
こんなレースばかり見せられると、
自分のバイクにミシュランを履こうとは
あまり思わなくなります。
ま、元々浅川さんの所や
ドカマイスターのところだと
ピレリ系ですけどね。
さて、この詰まらないレースは
いったいいつまで続くのでしょう。
これを防ぐためには
・ミシュランが提供するタイヤ種類を
今までの2倍にする。たとえば、
コンパウンドだけでなくケーシングも
種類をもたせる。
・多くのタイヤを試す機会を増やすため、
現在の予選Q1、Q2システムを止め、
昔のように1時間の予選方式に戻す。
これで、FP1~FP3を、純粋に
セッティングを詰めるのに使える。
という方式しかないように思います。
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