2017年6月12日月曜日

MotoGP:かつて、オイラはドヴィチオーゾに期待していました

http://kininarubikenews.com/archives/5743

MotoGPでは、ドヴィチオーゾ連勝です。

これをオイラは
複雑な思いで見ています。

オイラはドヴィチオーゾを
全く評価してきませんでした。

といっても、昔からではなく
2008年までは、むしろロレンソよりも
高く評価していたと言ってもよいです。

2006年、GP250に参戦していたドヴィチオーゾは、
開発が止まったホンダのマシンを駆って
アプリリアのロレンソと互角に渡り合い
2年連続ランキング2位を獲得しました。

2008年はMotoGPのチーム・スコットに移籍し
サテライトチームながら
ランキング5位を奪う活躍を見せました。

もしドヴィチオーゾに、
ロレンソと同じレベルのマシンを与えたら
必ずやロレンソを上回る活躍を・・・

2008年のシーズンオフ
HRCのワークスチームの体制発表の席に、
ドヴィチオーゾはいました。

いよいよ、あのドヴィチオーゾが
ワークスマシンに乗る日が来た!

でもその席でドヴィチオーゾが語ったのは・・
「HRCで走るのが夢だった。」

これを聞いた途端、一抹の不安がよぎりました。

これって、燃え尽き症候群の人が
よく口にする言い方ではないのか?

本来はチャンピオンを取るための「手段」
でしかないはずのHRC入りが「夢」
つまり目標になってしまっている。

「HRCに入るのが夢」とすると、
こういう人は、HRCに入っただけで、
夢が実現してしまうわけで
その後のチャンピオンに向けての意欲が
大幅に削がれてしまう危険性がある。

いわば、大学合格と同時に燃え尽き
5月病になってしまうのと同じですね。

その後のドヴィチオーゾについては
ご存じのとおりです。

2009年以降のドヴィチオーゾの目からは、
あのギラギラした光が消えていました。

オイラも、何回かブログで取り上げました。

ドヴィチオーゾが一皮むけるには・・・・
ドヴィチオーゾに足りないもの・アゲイン
とうとうレジェンドライダーにまで言われてしまったドヴィツィオーゾ
MotoGP:ドヴィチオーゾはDucatiへ?

時期を経るごとに
どんどん辛口になってる気がします。

今回の連勝に関しても
「チャンピオンシップは関係ない
マシン開発が優先」
と、あくまで冷静に分析。

14秒遅れの3位で乱痴気騒ぎをしたロレンソとは
完全に正反対と言っても良いです。

昔のドヴィチオーゾは違った
と思ってるのはオイラだけでしょうか。

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