2015年3月29日日曜日

ダエグのオイル交換とベースオイル分類の話

今日は、このあと、雨になるとのことですし
ダエグも順調に距離を走ったので
初のオイル交換です。


オイルは、これ、合成油にしては安い(^^;)
というのが取り柄、RedFox 15W-50。

通販で10L単位で買う必要はありますが
リッター2000円を余裕で切ります。

本当はペール缶で買えばもう少し安いけど
ペール缶は置き場所の問題で
嫁からダメだしされてるので(苦笑)

「そんな安いの、グループ3に決まってるだろ。
 騙されてるんじゃないよ!」
と、浅川さんなら言うでしょうが
まあ、ダエグは距離乗るし。 f^^;;)

「グループ3って何?」
という人のために、ちょっと解説すると
エンジンオイルの基油(ベースオイル)
はグループ1からグループ5に分かれています。

グループ1と2は鉱物油
精製度は2の方が高い。

グループ4は合成油でPAO(ポリαオレフィン)
と呼ばれるもの。

グループ5は、その他のベースオイルで
エステル系合成油はここに入ります。

問題はグループ3
グループ3は石油を精製して作ったベースオイルで
グループ2よりも精製度が高い。
ここに入るベースオイルは製油所の装置の中で
HDC(水素化分解)で処理されたオイルです。

これは、石油を精製したものだから鉱物油である、
と従来はされてきたけど、
精製度が高いことから性能的には合成油だ!

・・・・そう某米石油会社が言い出したことから
話が面倒なことになりました。
この表記を巡っては裁判沙汰にまでなりましたが
結局、最近はグループ3は合成油としてよい
というのが世界的な傾向です。

この流れを読んで、韓国の石油会社が
設備投資をドーンとやって
グループ3オイルを世界中にばら撒いたため
昨今の安い合成油は、基本的にグループ3。

このため、コスト的に厳しいグループ4のPAOは
かなり生産量を落としているのが現状です。

グループ1~5のきちんとした分類は下を見てね
    ↓     ↓
http://www.noe.jx-group.co.jp/binran/part05/chapter02/section01.html

さて、そういうことから考えて、
たぶん、RedFoxもグループ3なんでしょうが、
たとえグループ3だったとしても
CB1100に使っていたホンダ純正G2(部分合成)や
ノーブランド鉱物油よりは性能良いわけだしね。

一応、カワサキ車なんで、CB1100ほど安いオイルで、
というのは憚られるところがあります(笑)

マニュアルによるとフィルター交換時の
ダエグのオイル量は3Lとあります。

実際に交換してみたら、
3缶目が少し(200~300cc)余りました。
市販されているオイルは
1Lといいながら、少し多めに入っているので
おおよそ3L入った感じでしょう。

CB1100よりも0.5Lほど少なくて済みました。

0 件のコメント: