2014年6月4日水曜日

MotoGP:ジャック・ミラーに2ペナルティポイント


http://www.asphaltandrubber.com/motogp/jack-miller-penalty-points-mugello-moto3/

今年になって、マルケスが強すぎて
どうにもMotoGPの話題を取り上げる気になりにくい。

しかも、Moto2ではラバト、Moto3ではミラーと、
どのクラスでも優勝候補が早々と抜け出しかかっている。

だが今回のムジェロMoto3では、
ポイント争いを独走するジャック・ミラーが、
最終ラップにオリベイラを無理に追い抜こうとして
バランスを崩し、それが原因で二台を巻き込み転倒リタイヤ。
ポイント争いでも、2位に急接近されてしまった。

そして、2台を巻き込んだことが原因となったのだろうが、
この追い抜きがレースディレクションにより審議対象とされていた。

今回の決定によりミラーにはペナルティポイント2が課され
ポイントが積算されると、様々なペナルティを受ける可能性がある。

Moto3には、世界に出てきたばかりの若手が多く、
多少とも血の気が多い走り方もないではないので
「今回のミラーの行為ぐらい普通だよ。」
という声もあるだろうが、思い出してほしいのは、
ミラーはランキングトップを独走していたということだ。

中高速サーキットのムジェロでは
スリップが効くせいで、特にMoto3においては、
トップ争いが大集団になりやすい。

大集団のレースの場合、
勝敗を決める要因はあまりにも多すぎて、
「勝敗は時の運」に近い。

こういうレースでは、「金持ちケンカせず」が
ランキング独走ライダーのなすべきことである。

今後、ミラーがステップアップしていくならば、
単なる速さだけではやっていけなくなる。

ところが、ミラーのコメントによると、
「次も同じことがあったら、同じようにいくよ。」
ということで、これはレースディレクションによるお灸が
全く効いてない、ということを意味する。

無敵に見えたミラーだが、まだ他のライダーにも
つけ入るすきはありそうだ。

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