2012年2月9日木曜日

給油は余裕を持って(特に地方に出かけた時は!)



データは以下から取った。
http://oil-info.ieej.or.jp/documents/data/20110811_2.pdf

全国のガソリンスタンド(業界ではサービスステーション=SSと言う)の数は
減り続けている。1994年に全国で60,421か所あったのに対し
2009年度では40,357か所と3分の2にまで減少した。

理由はいくつかあるが、1996年に石油業界にあった規制が取り払われ
規制緩和が起きたことであるが、このころ、マスコミが
「日本のガソリンは高すぎる」
という一大キャンペーンを始めたことも大きい。

しかし、多くの場合と同じようにマスコミは
巧妙にある事実を隠していた。

それは、日本のガソリンスタンドの数は
人口比率から見て諸外国より2倍とかなり多く、
キャンペーンによりガソリン価格の低下が実現したら
ガソリンスタンドの数は急速に減少する、ということだった。

その結果、日本のガソリンスタンドの数は
それ以来ずっと減少を続けてきた。

そのため、地方の人口密度の低いところにある
ガソリンスタンドは続々と閉店し、
地方によっては、ガソリンを買うために
遥々とガソリンを使って走らなければならなくなる、
などという笑えない冗談のような事も起きている。

なお、来年、改正消防法が施工されると
40年以上経過した地下タンクの改修が義務付けられ
そのコストを支払えない中小のスタンドは
これを機会に閉店を考えているところも多い。

都市部でもガソリンスタンドは減少している。
ただし、都市部では元々ガソリンスタンドの数が多く
少しくらい数が減っても、あまり不便に思うことは無いだけのこと。

自分も都市部に住んでいるので、日常はそんなに困ってないが、
ツーリングなどで地方に行く時は、早めの給油を考えるようにしている。

ガソリンスタンドの数が年々減っているということは
地図に載っているスタンドが、実際には閉店していた
なんてこともあるからだ。

みなさんも、地方に出かけた時はご注意を

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