2011年3月27日日曜日

Moto3は面白くなるか?

GP通を気取りたければ
「GP125が一番面白い!」
と、発言すればよい
・・・・・のは、昔の話。

現在のGP125は、
テック3のポンチャラル監督が、
「それぞれのクラスのトップ15を見れば、
最も大きな差があるのは125ccだ」
と言うとおり、イメージとは対照的に
見ていて最もつまらないクラスになっている。

事実上、アプリリアのワンメイクだが、
最新型と型遅れのマシンの能力差が著しく
かつての、最終ラップまで団子状態のトップ集団
なんて展開はほぼ不可能。

去年のマルケスのように新鋭が出てくれば別だが
ファクトリーサポートを受けたチーム・アスパーのエースが
順当にチャンピオンを取る。

だが、Moto3では最低15人のライダーにエンジン・シャシが
供給できる体制を整えることが義務付けられているため、
今後は大きく体制が変わる、と言われている。

GP125にかわるMoto3のマシンに関しては
ホンダがマシンをほぼ完成させているほかに
ヤマハ、スズキ、KTMが開発していることを明言している。

ヤマハのMoto3マシンは、コストを考え、
250ccモトクロッサーのエンジンがベース。
恐らく、多くのパーツがモトクロッサーと共用される
と予想される。ホンダNSF250Rに対抗する程度であれば
モトクロッサーのエンジンベースで充分
という判断もあるのかもしれない。
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/MotoGP/2011/February/feb1411YamahadevelopingMoto3project/

スズキはオランダのフレームビルダーのニコバッカーのフレームに
RMのエンジンを搭載した新型レーサーを公開している。
http://www.ultimatemotorcycling.com/moto3-bakker-rm-z250r

また、KTMでは、既存のGP125のフレームを改良したものに、
同社の350ccモトクロッサーのエンジンをベースに
開発した新エンジンを搭載している。
http://www.asphaltandrubber.com/racing/ktm-testing-moto3-race-bike-spain/

他にもモリワキなどフレームビルダーが、
専用シャシの開発中との動きもある。

先行してNSF250Rを発表したホンダは
コスト削減のために、RS125Rのシャシを
ほとんどそのまま使っていると予想されるなど
シャシ部分には改善シロは残されており、
モリワキなどシャシメーカーにも
腕のふるいどころがある、と言われている。

こうした動きに、一般ライダーの間からも
「Moto3レプリカマシンが発売されれば
 単気筒スポーツバイクの復権も?」
と期待する向きもある。

今の世の中、Moto3レプリカマシンなんて
まずありえないだろうが、でも
Moto3と歩調を合わせるようにホンダやメガリから、
250cc単気筒スポーツバイクが発売された。

バイカーズステーションの某編集長が
書いていたが、昔は、バイクというのは
もっと気楽に乗るものだった。

そういう意味で、250ccの活性化は
悪いことではない。

ともあれ、もうすぐMoto3は始まる。

0 件のコメント: