GP通を気取りたければ
「GP125が一番面白い!」
と、発言すればよい
・・・・・のは、昔の話。
現在のGP125は、
テック3のポンチャラル監督が、
「それぞれのクラスのトップ15を見れば、
最も大きな差があるのは125ccだ」
と言うとおり、イメージとは対照的に
見ていて最もつまらないクラスになっている。
事実上、アプリリアのワンメイクだが、
最新型と型遅れのマシンの能力差が著しく
かつての、最終ラップまで団子状態のトップ集団
なんて展開はほぼ不可能。
去年のマルケスのように新鋭が出てくれば別だが
ファクトリーサポートを受けたチーム・アスパーのエースが
順当にチャンピオンを取る。
だが、Moto3では最低15人のライダーにエンジン・シャシが
供給できる体制を整えることが義務付けられているため、
今後は大きく体制が変わる、と言われている。
GP125にかわるMoto3のマシンに関しては
ホンダがマシンをほぼ完成させているほかに
ヤマハ、スズキ、KTMが開発していることを明言している。
ヤマハのMoto3マシンは、コストを考え、
250ccモトクロッサーのエンジンがベース。
恐らく、多くのパーツがモトクロッサーと共用される
と予想される。ホンダNSF250Rに対抗する程度であれば
モトクロッサーのエンジンベースで充分
という判断もあるのかもしれない。
http://www.motorcyclenews.com/MCN/sport/sportresults/MotoGP/2011/February/feb1411YamahadevelopingMoto3project/
スズキはオランダのフレームビルダーのニコバッカーのフレームに
RMのエンジンを搭載した新型レーサーを公開している。
http://www.ultimatemotorcycling.com/moto3-bakker-rm-z250r
また、KTMでは、既存のGP125のフレームを改良したものに、
同社の350ccモトクロッサーのエンジンをベースに
開発した新エンジンを搭載している。
http://www.asphaltandrubber.com/racing/ktm-testing-moto3-race-bike-spain/
他にもモリワキなどフレームビルダーが、
専用シャシの開発中との動きもある。
先行してNSF250Rを発表したホンダは
コスト削減のために、RS125Rのシャシを
ほとんどそのまま使っていると予想されるなど
シャシ部分には改善シロは残されており、
モリワキなどシャシメーカーにも
腕のふるいどころがある、と言われている。
こうした動きに、一般ライダーの間からも
「Moto3レプリカマシンが発売されれば
単気筒スポーツバイクの復権も?」
と期待する向きもある。
今の世の中、Moto3レプリカマシンなんて
まずありえないだろうが、でも
Moto3と歩調を合わせるようにホンダやメガリから、
250cc単気筒スポーツバイクが発売された。
バイカーズステーションの某編集長が
書いていたが、昔は、バイクというのは
もっと気楽に乗るものだった。
そういう意味で、250ccの活性化は
悪いことではない。
ともあれ、もうすぐMoto3は始まる。
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