通常のエンジンオイルは炭化水素類ですが、
炭素の代わりにシリコンを使ったものを
シリコーンオイルと言います。
シリコーンオイルの特徴は熱安定性。
炭化水素オイルが分解してしまう温度でも
分解せずにいます。
それだけ考えると、エンジンオイルに
シリコーンオイルを使えば、熱ダレしない
高性能オイルができるように思えますが、
残念ながら、油膜がものすごく切れやすいという特徴があり、
エンジンオイルとしては致命的な欠点をもっています。
なので、用途としては、艶出しなど
補助的な用途がほとんど。
とはいえ、エンジンのつや出し、錆止めなどに
シリコーンオイルを使うと、本来の熱安定性を
発揮できて、非常に有効です。
で、そのシリコーンオイルですが、
原料のシリコンの生産量が世界一なのが中国です。
しかし、その中国でいま、電力不足が深刻になっており
そのあおりを受けてシリコンの生産量が激減。
そのため、シリコーンオイルの品薄→値上げ
が起きているとのこと。
したがって、シリコーンオイルを購入しようという場合は
少しばかり様子を見た方がよさそうです。
オイラはまだ200ccくらいあるから大丈夫かな。
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