2019年8月11日日曜日

バイクの電動化もそう遠くない(船の例)

あ~、どもです。
いろいろあってずっとバイクに乗れてません。
で、この週末は帰省ラッシュですよねぇ



オイラは帰省しないけど
この渋滞に出ていく気がそがれて
もう、こんな感じです・・・(苦笑)


船も電動化の時代、EV船の開発・海運サービス会社が発足
  ↑   ↑
で、今日は、こんな話題

今から20年近く前ですが、
船にも排ガス規制が行われるということで、
船舶業界がパニック状態になっていた
ことがあります。

その時の学会に用があって
ちょいと討論会に参加したのですが、
パネルディスカッションの演者の発言が
もうなんというか・・・(笑)

大型の舶用ディーゼル機関は
多くが2stディーゼルで
C重油を燃料にしています。

ボアはもうセンチで言った方が
よいくらいの大きさで
ピストンの上に人間が乗れる。

排ガスは推して知るべしですが、
太平洋のど真ん中で何を出しても
陸地の人間にゃ関係ねぇ!
と、長い事黙認されてきました。

しかし、自動車排ガスが劇的に改選される中、
大気シミュレーション研究で
沿岸部を走る船の環境影響が
ものすごく目立つことが示され始め、
もはや黙認というわけには・・・・

その結果、船はどうするかというと
①高価な環境対応燃料を使う
②高価な排ガス除去システムを導入する
のどちらかを迫られます。

どっちにしても金がかかる。

それまで安い高硫黄C重油を使うことで
安価に営業できていた船舶業界ですが
このコストをどうしたものか・・・

当時、バイクの排ガス規制で
2stエンジンが消えつつある時期だったので
何を今更・・・と思いましたし、
当然予想されることを
泥縄式に騒ぐのもアホか!
と思いましたが、確かに問題は深刻です。

そういう意味では
どうせ金がかかるなら
「いっそEV船に!」
というのも分かります。

また船舶業界は昨今の人手不足で
若い船員が集まらない
という問題もあります。

船の中ではエンジンの音や振動で
慣れないうちはぐっすり眠れず
それが若者に嫌われている
という話もあります。

また、エンジンに場所を取られて
なかなか船員のスペースが取れない。

それがEV船であれば
バッテリーを分散配置するなどして
船員スペースを優先した設計に
することもできるし、
音や振動もすくない。

こういうことを考えてみると
バイクの完全電動化も
外堀を埋められるような形で
そう遠くないように思えます。



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