2019年5月17日金曜日

ガソリンはどれくらい貯蔵してOKですか・・だと??


http://www.alloconsultation.com/archives/71

こういう質問する人多いですよね。

そういう質問する人には
かならずこう聞き返すことにしています。

①肉を買ってきたんだけど、
 いつまで食べられます?
 ・・と聞かれたらなんて答える?

②1年動かさなかったバイクがあったとして
 それも下駄バイクじゃなくて、
 大事にしてるバイクで
 さて、オイルどうします?
 そのまま乗ります?それとも交換?

何が言いたいかって?

エンジンオイルで
「10℃違うと寿命は倍違う」というでしょ。
それ、ガソリンも同じよ。

30℃の夏と、0℃の冬を一緒にするな!

要するに・・・・・

ガ ソ リ ン は 生 も の で す !

肉や魚が、冷凍保存するか
冷蔵庫にしまっておくか
机の上にポーンとおいたままか、で
全然違うのと同じです。

それに、日光や酸素には弱いんだから
金属缶に口までガソリン入れるか
もしくは窒素パージするとかして
酸素を追い出して保管するのと
普通のポリ容器に入れておくのと
全然、違うからね。

ナニ? 冷暗所に置いておくから大丈夫?
あのね、冷暗所だって日光ゼロじゃないのよ。

だって真っ暗で何も見えないわけじゃないでしょ。

オイラもあえてやってみた事あるけど、
ポリ容器で冷暗所にずっと置いておいたら
ゼリー状の沈殿物が出来てました。
(一度蒸留したガソリンてのもあるけど)

そして次のお話として・・・

エンジンオイルは80℃とか100℃
いやもっと高温の120℃とかで
何時間も機能することを求められてます。

そのため、エンジンオイルには
酸化防止剤がきっちり入っていて
これが酸化劣化を強力に防いでいます。

が、しかし!

ガソリンにはそんな高温に
長時間もさらされませんし、
そんな前提で作られてもいません。

酸化防止剤にきっちり守られている
エンジンオイルだって
長期間放置されたら
空気中の水分とかが混入したりして
それが劣化を促進して、
また空気中の酸素とも反応し始めて
少し心もとなくなります。

じゃあ、タンク内のガソリンは??

エンジンオイルと違って
酸化防止剤にきっちり守られてる
なんてことはありませんよ!

ということで、オイラが言えることは・・

金属缶にガソリンを入れて
窒素パージして密閉。
それをー20℃で保管しておけば
1年ぐらいじゃビクともしない!

逆に透明な容器に入れて
真夏の太陽の下に1日放置してください。
そのガソリン・・・もうダメです。

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