2017年9月21日木曜日
タイヤの話
https://goo.gl/F4kTHF
先週の土曜、袖ヶ浦で聞いたタイヤの話です。
話を聞いたのがピレリジャパンの人なので
もちろん、ピレリ側からの意見ですから、
そこは、その後いろいろ調べて
できるだけ公平に近い記述をしてみます。
まず、タイヤといっても
日本メーカーと欧州メーカーで
得意分野が違います。
代表としては、たぶん
日本メーカーはブリヂストン
欧州メーカーはピレリ・メッツラー
それにミシュランでしょう。
この3社を代表として得意分野で分けると
コンパウンドの日本メーカーと
カーカス構造の欧州メーカー。
ピレリ・メッツラーは
スチールベルトを使うのが特徴で
そのベルトの密度や構造を
センターからバンク部分に向けて
様々に変えることで
タイヤの柔らかさや固さを作りこんでいます。
日本メーカー、特にブリヂストンが、
センターと周辺で、コンパウンドを変えてくるのは、
今さらう言うまでもない有名な話ですが、
ピレリ・メッツラーは
主にベルト構造に違いを持たせることで、
センターとバンク部分の違いを出しています。
また、ミシュランは、伝統的に
軽いタイヤをよしとしてきたメーカーで、
スチールを使わずにナイロンベルトで
タイヤを作るのが得意です。
スチールベルトは重くなりますが
一方で、タイヤの暖まりが早い。
ナイロンカーカスのミシュランは
タイヤを温めるところで
いろいろ工夫・苦労しているようです。
かくて、たかがタイヤ、されどタイヤ。
見た目は黒くて丸いゴムですが
各社、強みやコンセプトが違うので、
中身はかなり違います。
バイクというのは、
四輪よりもタイヤ依存が大きいので
タイヤを変えただけで、ガラリと
運転性が変化することもあります。
この傾向が顕著なのはBMW。
タイヤ変えてもなんとかなるのは国産。
言い換えると、BMWは運転性において、
タイヤに依存する割合が大きく、
国産はタイヤに頼らず
車体で運転性を確保できる割合が高い
という傾向にあるらしい。
したがって、国産の場合は
タイヤ選びに悩んでもよいけど
BMWユーザーは
「悪いこと言わないから
メーカー指定タイヤを履いてなさい。」
もちろん、「傾向としては」
ということなので、
BMWで他のタイヤ履いたからって、
ひっくり返るわけじゃないし、
国産バイクだって、タイヤ変えれば
運転性には影響を受けます。
オイラは、BMWを買ったことは無いし
たぶん、これからも買わないだろうから
タイヤでどのくらい変わってしまうのか
確認しようがありませんけどねぇ・・・
聞いたり見たりした話は他にもありますが
ピレリから見た他社タイヤ批判
みたいな話もありますし、
もう少し、オイラの中で消化してから
そのうちに紹介します。
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