2017年3月22日水曜日
スズキが燃料電池スクーターの公道走行テスト・・・とはいえ・・
https://goo.gl/ff21Nl
燃料電池車は、トヨタが推進する未来図で、
日本では、誰もトヨタに刃向う人間などいないので
問題点を指摘する人は、あまりいません。
でも、世界的には明らかにマイナーです。
トヨタを嘲笑うテスラの強気 「水素社会など来ない」
燃料電池車の最大の弱点は
水素製造プロセスにロスが多すぎ
トータルで見ると全然環境に優しくないこと。
水素製造は以下の2通りの方法があります。
・石油、天然ガスなど化石燃料を分解して作る。
・水を電気分解して作る。
で、石油やガスから水素を作るなら
ひと手間かける分だけロスが増えるし、
副産物として結局CO2を出してしまう。
(ということはガソリン自動車の方がマシ)
水を電気分解するなら、
これまたひと手間かけるだけ無駄で
その電気で電気自動車を走らせればよい。
この「ひと手間」のロスが馬鹿にならず
CO2の観点からトヨタのミライを見てみると
10km/Lのガソリン車よりも劣ると
計算されています。
“面倒くさい”燃料電池車、「環境にやさしい」はまやかし?燃費もガソリン車以下?
一方で、電気自動車の方は
いろいろなサイトを見てみると
現時点ですでに(CO2換算で)40km/L近い。
テスラが強気になっているのは、
この圧倒的な換算燃費の違いが原因です。
もちろん、この値は、
今後の技術の進歩で変わりうるとはいえ
スタート時点でこれだけの差があると、
埋めるのは容易ではありません。
「トヨタが今の我々に追いつくころには
我々はもっと先に行っている。」
テスラのこの挑発に
トヨタは明確に反論できていません。
そんな中、スズキが
燃料電池スクーターの量産に向け
車両の貸し出しを行って、
生産の可否を確認するとのニュースが
飛び込んできました。
正直言って、オイラは
あまり燃料電池車両には期待しておらず、
できればスズキには、もう少し
静観することを勧めたいところです。
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