2017年3月20日月曜日

ドルナが電動バイクのレースを計画・・だが


https://goo.gl/uYpZCq

少し前の話題ですが、
ドルナのエスペラータが
2019年からMotoGPと抱き合わせで
電動バイクレースを開始するつもりだ
と、スペインのTVで語ったという事です。

電動バイクのレースは
FIMによるe-power選手権の他に
TTXGP(英、伊)マン島のTT ZEROなど
いろいろな団体がそれぞれ別個に開催していて
統一されたレースはありませんでした。

オイラも、あまり興味を持っておらず、
ろくに追いかけてなかったので
詳しい話は、よく分かりません。

現在では、e-powerもTTXGPも
立ち腐れ状態で、
事実上、マン島TT ZEROだけが
権威ある大会になっているはずです。

そこに、ドルナのエスペラータが
これではイカンと思ったのか、
それとも、どこからか話があったのか、
今回のコメントに繋がったようです。

確かに、かつてGPというのは、
500,350,250,125,50(80)の5クラスあり
さらにサイドカークラスもありましたので
現在の3クラスから、もう1クラス増やすのは
必ずしも不可能ではない・・・ように思えます。

しかし、昔のGPというのは、
どこも、もっと小規模のチームでした。

今のように、巨大なトレーラーが
何台もパドックに留まっている時代に
クラスを増やして問題ないのでしょうか?

そこを考えたのか、ドルナの意向では、
全く新しいクラスを創設するのではなく
ライダーとチームは、MotoGPとMoto2の
既存の中から選んで参加させる
というモノになるそうです。

でも・・これ、絶対レースにならないよね。

ライダーとチームにとっては、
本業のMotoGPやMoto2があるわけで、
そちらに100%の力を注ぐ必要があり、
電動レースの方は、どうあっても、
おざなりな対応しかできません。

それどころか、ドルナから指名されても
出場辞退するチームもありそうな・・・

そういうことを考えると
名前は「レース」ですが、実際の中身は
ただのエキシビションにしか
ならないと思います。

・・・と、ここまで書いて思ったのですが
エスペラータは最初から
客寄せパンダとしてのエキシビションしか
やるつもりはないのかもしれません。

そもそも、電動モーターは
ガソリンエンジンに例えると
極端な低回転型エンジン。

出足こそ猛烈に鋭いですが
最高速度はあまり伸びず、
音もしないので、
見ていて迫力はありません。

そういう意味では、
現時点での電動バイクレースって
エキシビジョン程度がせいぜいで
さすがは「商売上手のエスペラータ」
ということになるのでしょうか?

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