http://motomoto.hatenablog.com/entry/2015/10/21/125026
数年ほど前まで、「ハーレー」といえば
縮小し続けるバイク市場において
急成長を成し遂げた奇跡のブランド
などともてはやされていた。
日本でも巨象(日本メーカー)を倒したハーレー
がどうたら、などという本が書かれたこともある。
しかし、ここのところ良い話は聞こえてこない。
欧州各社や、ヤマハを中心とする日本メーカーが
最近、業績を伸ばしているのに比べ、
ハーレーの2015年第三四半期は6.5%の減益となった。
http://motomoto.hatenablog.com/entry/2015/10/21/125026
米国内の販売台数も、とうとう50%を割った。
http://web.fisco.jp/FiscoPFApl/ThemeDetailWeb?thmId=0010320020150723002&token=
1990年代以降のハーレーの成長は
米国内においては中高年のベビーブーマーが
子育てから手が離れ、高級バイクに手を出す年齢になった
ということが大きく貢献していた、と分析されている。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/global_investing/0056.html
そのため、ベビーブーマーの高齢化と共に
ハーレーが失速するのは理の当然、とも言えるわけだ。
一応、ハーレーとしても何も手を打っていないわけではなく
2009年にはBuell社をトカゲの尻尾として切り落とす、
また昨年、途上国向けに500、750ccの低価格モデルを発表する
など、経営合理化は試みている。
しかし、それらの対策が功を奏しているかというと
低価格モデルが、途上国、特にアジアで売れている以外、
あまり効果があがっているとは言えない。
『モノではなく、ライフスタイルを売る』
という戦略によるハーレー成功の尻馬に乗って、
ひと頃は国内でも散々国内メーカー批判が繰り返されたが
国内各社も経営努力をするようになったし、
ハーレーが失速したことで、その声も少なくなった。
今なら、オイラの様な
「ライフスタイルなど自分で考えるから
お仕着せの変なモノなど押し付けるな!」
という意見も聞いてもらえるようになった・・のだろうか。
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