2012年12月16日日曜日

WSBKにも参加台数の問題



 
来年、WSBKの参加台数が20台を切りそうだ
ということが話題になっている。

ファクトリーチームが参加するのは
アプリリアとカワサキのみ。

メーカー別台数は
アプリリア 4
カワサキ  4
BMW    4
ドゥカティ  3
ホンダ   2
スズキ   2
で、ヤマハイタリアが撤退した後の
ヤマハ勢は、なんとゼロ。

ヤマハR1の戦闘力が低いわけではない。
スーパーバイクの故郷であるAMAで、
2012年に20レース中16勝をあげて、
ぶっちぎりでチャンピオンを決めた
Joshua HayesはR1を駆っての勝利である。

前にも話題にしたが、WSBKはスーパーバイク
という名前は冠しているものの、
中身は限りなくTT-F1に近く、
MotoGPのCRTマシンよりも
プロトタイプに近いと言われている。

しかも、アプリリアワークスが
2012年に使用したエンジンは
一説によると39基とも言われており、
これだけでも、ものすごい金食い虫である。

このため、現在のWSBKは、
ベースマシン本来の性能ではない
全く別の所で戦闘力が左右されてしまっている。

どこかのプライベーターが、
AMAでヤマハが勝ってるから、
ヤマハでWSBKに・・・なんて思っても
無理な話なのだ。

この状況にドルナが
どういう手を打ってくるのか分からないが、
いっそ、モトクロスと同様に、
スーパーバイクも「世界選手権よりAMA」
なんて時代が来た方がいいのかもしれない。

写真はAMAのサイトからHayes選手
http://www.amaproracing.com/rr/riders/rider.cfm?did=3247

0 件のコメント: