雨の時に、ずぶ濡れで走るアホなんて、
雨具忘れたバカ以外、いないだろ!
いや、まったくその通りですけどね。
ちなみに、ずぶ濡れで走るってぇのがどういうことか、
オイラだって、ちゃんと知ってる。
あれは、もうかなり昔の話。
まだオイラが「若い」という言葉の本当の意味さえ
知らなかったくらいの時代。
オイラは、夏の北海道をぶんぶん走る
ライダーの一人だった。
でも、その年の北海道はどうにも雨が多く
あまっさえ、超大型の台風が北海道を直撃する
・・・と、昼食を食った店のTVは放送していた。
超大型の台風が来れば、2,3日くらい、雨で動けない。
近づいてくる台風をあっという間にやり過ごすには・・・・
こっちから、台風の中心めがけて走り続け、
さっさと台風の反対側に出てしまえばいいじゃないか!!
そいつは、なんて素敵なアイディアだっ!!
そう思うや否や、オイラはすぐさま荷物をしっかりとくくりつけ
バイクにまたがって走り出した。
あ、もちろん、雨具は着ましたよ。
でもねぇ、本当の暴風雨の時に、
雨具がどうなるか、知ってますか?
しかも、そのときオイラが持っていた雨具って
今はなき上野のD'sという店(古い人なら知ってるだろう)で
「定価1万円のところ、今なら特別3千円っ!!」
と、カゴに山積みになって売られていた雨具だったんですね。
いやさ、定価1万円が3千円って、
しかも、それだけ安いのに誰も買わないなんて
なんかヤバいと思うだろ、普通・・・・・・
今のオイラが当時のオイラに何か言えるとしたら
絶対に、そう言うだろう。
でも、当時のオイラは純粋だった。
言葉を変えて言うなら、ただの「アホ!」だった。
しかも、今よりずっと金がなかった。
「ラッキー!!」
いや、ラッキー!じゃないだろ。
気が付こうよ、そんなことくらいさ・・・・
そんな、今のオイラの言葉は、
ン十年前のオイラには届かない。
ま、そういう雨具だったわけですよ。
ただでさえ暴風雨なのに
そんな雨具で突っ込んだら??
いや、でもね、あの暴風雨はすごかった。
ずっとハングオフで走り続けて、やっと直進できるんだよ。
よくもまあ、そんなギリギリのバランスで
一日中、ずっと走れたもんですよ。
バイクを操るテクそのもので言えば、
今のオイラのほうがずっと上だけど、
体力は、あの頃のオイラのほうがはるかに上。
今のオイラが、雨の中、一日中ハングオフで走れ!
と言われたら、たぶん、5分で根を上げる・・・・(苦笑)
あ、いや、そういう話ではなかった。
そんなこんなで、パンツまでぐっしょり
完全に濡れネズミになった、という話だった。
ともあれ、そんなオイラは
夏でも、濡れネズミってかなり寒いことぐらい
ちゃんとわかってる。
でも、ウチの嫁はわかってないんだなぁ、これが。
しかもうちの嫁ってば、オイラの忠告なんて
絶 対 に 聞 か な い !
そのせいで、先月のSさんとのプチ・ツーリングの時も
「暑いから雨具なんてもっていかない!」
と言い出し、結局ずぶ濡れになって凍えてた。
この一件で、さすがの嫁も、雨具の重要性がわかったらしい。
でも嫁の雨具は、結婚したころに買ったもので、かなり古い。
その結果、たたんでも、全然小さくならず、かなりかさばる。
これじゃあ、持って出かけるにも不便でしょうがない。
と、いうころで、ナップスの9月のセールで雨具15%オフ
は、渡りに船だったわけですね。
GWS Gベクター2コンパクトレインスーツ
とにかく、小さくたためるのがポイント!
しかし!あれだけ濡れたのに
ブーツカバーは「またこの次!」
だ、そうである。
人の言うことを聞かない嫁のことだから
ブーツカバーを買うのには、次に雨に出会って、
靴の中グジョグジョ、というのをもう一度経験しないと
ダメなのだろう・・・・・・・
ちょっとボソッと言ってみよう
ドイツの宰相ビスマルクの言葉
「愚者は経験からのみ学ぶ、予は歴史から学ぶ」
・・・いや、ナポレオンという説もあったっけ、、、(^^;;)
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