2012年8月29日水曜日

市販車で速くたって、GPは別

 


テストなんだから、タイムよりも評価のほうが大事。
ジョナサン・リーのファンならそう言い訳するかもしれない。

確かに、リー自身も、リスクは取りに行かなかった、と言っている。
借り物のマシンをぶっ壊すわけにはいかない。

とはいえ、リーのタイムは、もうちょっとでCRT勢に
追いつかれるようなタイムである。

よく、秋吉選手や中須賀選手がMotoGPマシンで走った時に
あまり良いタイムが出せないことを、
欧米のメディアは「彼らは開発ライダーで、レーサーではない」
みたいなことを、半ば揶揄するように書いたりするが、
なんのことはない、彼らが認める「レーサー」のリーであっても同じことだ。

市販車からMotoGPに適応するときの難しさの一つに
タイヤが全く違うということがある。

マシンの鋭い動きに対応できるよう、MotoGPのタイヤは
かなり固くできており、市販車のタイヤしか経験がないと
なかなか乗りこなすことが難しくなる。

以前、トロイベイリスが
「MotoGPに比べると、SBKマシンはラグジュアリーカーのようだ。」
と言っていたのも、このあたりの事情を物語っていると思われる。

まあ、我々ド素人の場合、そのSBKマシンですら
手を焼いているんですけどね(苦笑)

Pos  Rider             Team/Bike                 Time      Gap
 1.  Cal Crutchlow     Tech 3 Yamaha             1m56.461s
 2.  Andrea Dovizioso  Tech 3 Yamaha             1m56.578s  + 0.117s
 3.  Jorge Lorenzo     Yamaha                    1m56.699s  + 0.238s
 4.  Daniel Pedrosa    Honda                     1m56.703s  + 0.242s
 5.  Stefan Bradl      LCR Honda                 1m57.156s  + 0.695s
 6.  Alvaro Bautista   Gresini Honda             1m57.161s  + 0.700s
 7.  Ben Spies         Yamaha                    1m57.474s  + 1.013s
 8.  Jonathan Rea      Honda                     1m59.595s  + 3.134s
 9.  Yonni Hernandez   Avintia FTR-Kawasaki      1m59.743s  + 3.282s
10.  Ivan Silva        Avintia FTR-Kawasaki      2m00.667s  + 4.206s
11.  Michele Pirro     Gresini FTR-Honda         2m00.863s  + 4.402s
12.  Colin Edwards     Speed Master Aprilia      2m03.143s  + 6.682s

写真は以下から
http://www.autosport.com/news/report.php/id/102018

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