2012年7月15日日曜日

ネパールカレー・カリカと国際免許を考える


今日は、山の方は雨雲が広がる天気。
特に箱根方向は、朝から雲が鎮座して晴れる気配もなし。

それに、三連休の中日、道路はあちこち渋滞してるので
遠出はせず、三浦半島の先っぽの方、
カレーのカリカまで行ってきました。

カリカ
http://www.dogcafe-kalika.com/

ここのカレー、あまり辛くないということですが、
確かに、全然辛くありません。激辛、辛口、中辛、甘口のうち
辛口にしてみましたが、激辛でもよかったくらい。

オイラが注文したのは、チキンカレーで
頼んでみるとココナッツベース。
ただし、そんなにココナッツ臭くはないので
さほど気にする必要はありません。

嫁が頼んだのはホタテカレー。
こちらは日本人が思い浮かぶ「カレー」に近い味。

CB1100を店の脇に止めると、
ネパール人のニイチャンが出てきて
「これ、何ccくらいあるんですか?」
そこで、「1100ccですよ。」と答えると
「1100ccもあるんですか!」と、仰天。

このニイチャン、国にいた時は
150ccのバイクに乗っていたらしい。
日本人の感覚からすると、150ccなんて小型バイクですが、
東南アジアでは、かなり大排気量の部類に入る。

実際、タイでは最近までCBR150Rが
トップモデルでした。

で、日本に来てから、免許を取ろうとしたが
原付免許でもかなり苦労して5回目の受験でやっと合格。
先日、50ccを買ったのだといいます。

たぶん、このニイチャンの場合、
日本語での試験が、かなり壁になったんじゃないでしょうか。

ネパールで150ccに乗っていたのなら
国際免許で運転すればいいのに、と思うかもしれないけれど、
なんと、日本ではごく一部の国にしか、国際免許を認めていません。

「道路交通に関する条約」には、ジュネーブ条約と
ウィーン条約とがあって、日本はジュネーブ条約しか締結しておらず
そのため、ウィーン条約の国は、日本で国際免許をとれないのです。

ネパールは、ジュネーブ条約締結国ではないので
国際免許の取得は不可能、日本の免許を取る必要があります。

で、ちょっとおかしなことに、ドイツ、イタリアなどは
ウィーン条約国なのに、特例として国際免許OKなのだそうです。
なんだか、すごく変な話ですが、なにせ相手はあの日本警察ですから
変じゃない話を探す方が大変ってものです。

せめて、英語での受験があってもよかろうに。
ただでさえ、日本の免許は取得するだけで
莫大な金がかかると、非難轟々なのに。

で、その大金を払って免許取った人たちの
安全意識や運転能力の低さときたら・・・・

ニイチャンに写真を撮っても良いか、と聞かれたので
OKと答えると、自分のメットを持ってきて、
バイクの前でポーズ取ってました。

あのニイチャンが、そのうち日本でも
もう少し大きなバイクに乗れる日が来るのを願うばかりです。

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