2012年7月14日土曜日

脊髄パッド一考


ナップスの10%オフ日だったので
脊髄パッドを見に行きました。

狙っていたのはフォースフィールド。

サーキット走ってる人ならおわかりでしょうが
脊髄パッドって、ムチャクチャ暑いんですよ。

夏なんて、1枠走って帰ってくると、
背中はまさに滝の汗。

もう少し、涼しい脊髄パッドは無いものか
と、思っていたら、フォースフィールドのPro L2Kが
涼しいらしい、という噂が聞こえてきた。

一応、欧州のバイク雑誌でも
安全性、涼しさなど総合的に判断して
みな、これを推奨している。


で、背負ってみました。Pro L2K。
バイクに乗ってる時を考えて少し前傾姿勢。
CE規格のLevel2を楽々クリアする衝撃5.6kN。
(Level2の規格は9kN以下)


それとこちらはPro Sub4。 Pro L2Kをさらに下回る3.38kN。
CE規格適合品の中でも、ここまで衝撃吸収性が高いものは
他には無いらしい。

でもちょっと待った!!
脊髄パッドって、元々は背骨を逆方向に反らせないために
作られたものじゃなかったっけ?

バリー・シーンが、エビの殻を見て思いついたってのは
かなり有名な逸話のはず。

フォースフィールドのバックプロテクターって
衝撃吸収能力に特化しているがあくまでもソフトタイプなので、
ハードタイプのように、「逆に反らさない」
という本来の趣旨から外れてしまっている。

実際、MFJのレギュレーションでは硬質脊髄パッド必須
となっていて、Pro L2Kは適合じゃなかったはず。

バックプロテクターのCE規格は、2mの高さから重りを落として、
プロテクターがどの程度ショックを吸収できるか、で判断している。
そこには、「逆に反らない」という本来の性能に対する考慮が
全くなされていない。

ちなみに、今回期待していた「涼しさ」についても
ナップスの人によると、「劇的な差なんかない!」
とのことで、悩んだ結果、購入は見送り。

それと、「世界最高水準」のPro Sub4ですが
ここまで分厚いと、ツナギが着れなくなります。
最初から、こいつの厚さを考えてツナギを作っておかないとダメ。

まあ・・・やっぱり今までのタイチの脊髄パッドで良いのかなぁ・・・・

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