2012年7月4日水曜日

MotoGP:エンジン使用制限の是非

バウティスタの巻き添えを食って
リタイヤに追い込まれたロレンソだが、
転倒直後、マシンから炎が上がり、
ロレンソはまだ200kmしか走っていないエンジンを
失うはめになってしまった。

MotoGPの場合、年間で6基のエンジンしか使えない。
ここで新品同様のエンジンを1基失うことは、
後半戦でボディブローのように効いてくるはずである。

もしかすると、ロレンソにとっての最大の痛手は
失った25ポイントではなく、エンジンだったかもしれない。

ロレンソのコメントによると
レースディレクションは、今回のロレンソの要請を受け
特別にロレンソにもう1基のエンジンの使用許可を与えた
とのことだったが、どうやらガセだったらしい。

ホンダの抗議を受け、いったんロレンソの要請を受けたか
にみえたレースディレクションだが、結局
「例外なく6基のエンジンしか認めない」
との決定がなされた。

ホンダによると、ホンダエンジンは転倒時に
自動的に停止するシステムが搭載されているという。
ヤマハも、そのようなシステムを搭載すれば良いのだ、
ということらしい。

もちろん、ホンダの言っていることは100%正しいのだろうが、
ということは、ホンダライダーは転倒したら即リタイヤということになる。
そこまでしてエンジン使用制限をする必要がどこにあるのだろうか?

うがった見方をすると、これではサテライトやCRTの選手に
ライバルメーカー・バイクにわざとぶつけさせ、
エンジンを消耗させる、という汚い作戦も成立しうることになる。

なんだかなぁ、という気もするのは自分だけではあるまい。

写真は以下から

0 件のコメント: