2011年12月14日水曜日

MotoGPはどこに行く?


Where is MotoGP heading?
http://www.crash.net/motogp/news/175444/1/where_is_motogp_heading.html

上の記事でも触れられているが、ドルナCEOのエスペラータが、
CRTチームしか支援しないとか、CRTのトップは別に表彰するとか、
あれこれ発言していることで、いろいろ波紋を広げている。

かつて、2stマシンが覇を競っていた頃
GP500マシンというのは、
金さえ出せば誰にでも買えた。

それはちょうど、GP125、GP250マシンや、
今度発売になったMoto3マシンが
金さえ出せば買えたのと同じである。

しかも、自分の記憶だと、車両本体価格は
200万円かそこらだったと思う。

もちろん20年以上前の価格と今の価格を比べるのは
馬鹿げているが、これは重要なポイントである。

MotoGPになってから、ワークスとサテライトのみで
プライベーターが姿を消した。
なぜかというと市販レーサーがなかったからで、
これでは、誰でも参加できるレースにならない。

誰でも参加できないということは
台数を揃えることなどできない。

つまり、MotoGPに参加するメーカーには
市販レーサーを販売することを義務化すれば良かったのだ。

もちろん、市販レーサーは、ライバルメーカーも購入するだろうし、
それほど技術のないプライベーターでも
扱えるようにする必要があるから、
本当に最先端のノウハウはそそぎこめず、
戦闘力はワークスマシンには劣る。

でも、少なくとも現在のCRTマシンよりは
よほど戦闘力の高いマシンになったのではないか?

その問題を10年近くも放置しておいて
今ごろになってCRTルールがどうのこうの、などと
ドルナは何をやっていたのだろうか?

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