2019年7月26日金曜日

ハーレーは依然として大低迷中



Harley-Davidson Sales Slip & Fall 8% in Q2 2019

10~15年ほど前は、ハーレーの経営手法が
あちこちの書店に並んだりしてました。

ええ、最近バイクに興味を持った若い人には
全く想像もできないでしょうが。

「Fast&Slow」のKahnemanが書いてますが
人間の脳は物事を理解した気にならないと
不安になってしまうモノなので
無理やりにでも因果関係を見つけたがる。

たとえば、ビジネス書などは
後付けの理由をでっち上げてでも
分かりやすいストーリーを組み立てる。

当時と今で、ハーレーの経営手法が
大きく変わったわけではありません。

しかし、アメリカでは
ちょうど子育てを終えたベビーブーマーが
「バイクでも乗るか」
と考え始めた時期に一致したこと。

日本では「奥田イズム」の締め付けで
見た目の数字を無理に操作するような
無茶な販売をしたこと。

など、実情を知ってしまうと
なあんだ、という話です。

そのハーレーの昨今ですが
低迷が全く止まりません。

2019年第二四半期のハーレーは
売り上げで5%、利益で20%の減少。
(8%減と言ってるのは、たぶん台数)

唯一の救いは、今まで苦手としてきた
若いライダーへの浸透が(少しだけ)進み
2.7%増えた、ということでしょうか。

ただ、「若いライダーへの浸透」が
ハーレーらしさを失わせるような動きなので
はたして長期的にはどうなのか?

さて、ハーレーはどこで下げ止まる??

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