2013年12月28日土曜日

シェールガス、オイルシェール革命を簡単に説明してみた:石油はまだ大丈夫

新聞を読んでいると
「シェールガス、オイルシェール革命」
なんて言葉が載っていたりする。

ん?なにが革命なん?・・・という人のために
ごく簡単に説明をしてみよう。

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地中にある石油が100だとしよう。
これらはシェール層、日本語で言うと石油根源岩
というところにコマ切れ状態で存在している。

このうち20が、ゆっくりと移動し
人間が利用できる形の「油田」を形成する。

しかし、移動途中にロスがあったり、
壮大な寄り道をしたりするので、
油田になるのは20のうち1割、つまり2だけである。

しかも油田の石油で掘ることができるのは35%。
2のうち35%というと0.7である。

地中に100の石油があるのに、
たった0.7しか掘り出せないのか!

・・・・と、驚くかもしれないが
従来技術はそんなものだったのだ。

これはガスも似たようなものだ。

しかし、21世紀になり、石油の掘削技術が
革命的に進歩して、石油根源岩から
直接石油やガスを掘り出せるようになった。

もちろん、シェール層に残されている80全部が
掘り出せるわけではなく
石油の場合は、7%しか掘り出せない。

しかし、80のうちの7%ということは
5.6が掘り出せるようになったことを意味する。

シェール革命以前は0.7だったのが
革命以後は0.7+5.6。

これが革命でなくて何と言おう。

シェール革命によって、石油とガスの資源寿命は
少なくとも50年は伸びた、と言われるゆえんである。

原子力発電の原料であるウランの資源寿命は、
下手すると、我々が生きているうちに尽きようとしているが
石油が我々の生きているうちに無くなる心配は
まあ、まずないと考えてよい。

まだ、我々はバイクを楽しむことができる。

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